今週シネマ:25、26日公開の映画 「恋は雨上がりのように」「犬ヶ島」「兄友」「友罪」…話題作が続々

映画「恋は雨上がりのように」の一場面 (C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館
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映画「恋は雨上がりのように」の一場面 (C)2018映画「恋は雨上がりのように」製作委員会 (C)2014 眉月じゅん/小学館

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。25日には、眉月じゅんさんのマンガを女優の小松菜奈さんと俳優の大泉洋さんのダブル主演で実写化した「恋は雨上がりのように」(永井聡監督)、ウェス・アンダーソン監督の最新作でストップモーションアニメの「犬ヶ島」、俳優の生田斗真さんと瑛太さんがダブル主演する「友罪」(瀬々敬久監督)、人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の最新作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」(羽原信義監督)の第5章「煉獄(れんごく)篇」が公開された。26日には、俳優の横浜流星さんが主演した映画「兄友」(中島良監督)、ディーン・フジオカさん主演の映画「海を駆ける」(深田晃司監督)が公開される。

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 「恋は雨上がりのように」は、小松さん演じる高校2年生の橘あきらと大泉さん演じるファミリーレストランの店長、近藤正己が繰り広げる切なくも優しい恋愛模様が描かれる。あきらは、アルバイト先のファミリーレストランの店長、近藤にひそかに思いを寄せている。彼女の思いを知るよしもない45歳のバツイチ子持ちの近藤。あるとき、あきらがこらえ切れず、自分の思いを近藤に伝える。近藤はあきらの思いを受け止めることができず……というストーリー。

 「犬ヶ島」は、「グランド・ブダペスト・ホテル」(2014年)などで知られるアンダーソン監督の近未来の日本を舞台にしたストップモーションアニメ。黒澤明監督、宮崎駿監督らの日本映画へのオマージュをささげながら、4年の歳月をかけて670人のスタッフが作り上げた。メガ崎市ではドッグ病が流行。人間への感染を恐れた小林市長(野村訓市さん)は、ノラ犬や飼い犬をゴミの島の犬ヶ島へと追放することにした。まずは市長の護衛犬スポッツ(リーブ・シュレイバーさん)を送り込む。その数カ月後。元ペット犬たちとノラ犬だったチーフ(ブライアン・クランストンさん)は、小林市長の養子のアタリ(コーユー・ランキンさん)が自分の親友だったスポッツを捜しに島へ降り立ったところに出くわして……というストーリー。

 「友罪」は、薬丸岳さんの同名ベストセラー小説が原作。週刊誌のジャーナリストとして挫折した益田(生田さん)は、とある町工場で働くことにした。同じ日、鈴木(瑛太さん)という男も働き始め、2人は同じ寮に入ることに。少しずつ友情が芽ばえ始めた2人だったが、元恋人で週刊誌記者の清美(山本美月さん)の情報に触れた益田は、鈴木を過去に犯罪を犯した元少年Aではないかと疑い出す……というストーリー。

 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第5章「煉獄篇」は、人気キャラクターのアベルト・デスラーの過去が描かれ、デスラー家の面々が登場する。ヤマトの乗組員は、伝説の惑星テレザートに到着したが、そこでは、女神テレサだけではなく、かつての敵デスラーが姿を現す。ヤマトはガミラス旧体制派が集うデスラー艦隊と交戦する。一方、ガトランティスでは新たなサーベラーが目覚め、本格的な地球侵攻作戦を開始。文明、生命を掃滅しようとするガトランティスと、旗艦アンドロメダを中心とする波動砲艦隊が激突する……という展開。

 「兄友」は、少女マンガ誌「花とゆめ」(白泉社)で連載中の赤瓦もどむさんのマンガが原作。イケメンながら女性に超奥手な主人公・西野壮太(横浜さん)が、恋愛に興味がないヒロイン・七瀬まい(松風理咲さん)と出会うことで巻き起こる恋愛模様を描いている。人気声優の福山潤さんが9年ぶりに実写映画に出演したことでも話題だ。

 「海を駆ける」は、今年、日本との国交60周年を迎えたインドネシアのバンダ・アチェの美しい風景を舞台に、フジオカさん演じる謎の男を通して、国と宗教と言葉を超えた友情や自然への畏れなどが描かれる。

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