三森すずこ:「MUSIC FAIR」初出演を語る 「魂のルフラン」豪華共演も

音楽番組「MUSIC FAIR」のアニメソング特集に出演する三森すずこさん
1 / 7
音楽番組「MUSIC FAIR」のアニメソング特集に出演する三森すずこさん

 声優で歌手の三森すずこさんが、長寿音楽番組「MUSIC FAIR(ミュージックフェア)」(フジテレビ系、土曜午後6時)で9日に放送されるアニメソング特集に出演する。1964年に始まった同番組で、アニソンを特集するのは初めて。三森さんが同番組に出演するのも初めてで、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」で知られる高橋洋子さんや氷川きよしさん、水樹奈々さん、宮野真守さんも出演する。「すごくうれしかったんですけど、私以外の出演者の方が豪華すぎて、私!?となりました。光栄です」と出演に驚いたという三森さんに、番組への思いや収録について聞いた。

ウナギノボリ

 ◇人気曲「ユニバーページ」が「やっとテレビで歌える!」

 「MUSIC FAIR」は、半世紀以上の歴史がある音楽番組だ。アニソンは、チャート上位にランクインする楽曲が増え、大きな会場でライブを成功させるアーティストも増えるなど人気ジャンルとなっていることもあり、今回、特集が組まれることになった。三森さんは番組について「格式高く、かっちりしている」というイメージを持っていたという。

 番組で、三森さんはテレビアニメ「アウトブレイク・カンパニー」のオープニングテーマで2013年にリリースされた「ユニバーページ」を歌う。「初めて主題歌、ヒロインを担当させていただいた作品で、思い入れがあります。ライブでいつも盛り上がる曲で、リリースから5年近くたち、熟成されてきたところもある。『やっとこの曲をテレビで歌える!』という気持ちです」と話す。

 ◇生演奏は刺激的 入魂する感じ?

 「MUSIC FAIR」は、バンドの生演奏も魅力だ。三森さんは「やっぱり格式高いですよね。すてきです。ライブでもバンドで歌わせていただくことがありますが、一緒に曲を奏でていると感じられるのが、たまらない。私も毎回、同じように歌うことがありませんし、バンドの方も一緒の演奏はないと思います。入魂する感じ? その緊張感が刺激的です。テレビの収録は、ライブのようにテンションで乗り切るのとは違って、緊張しますね」と語る。

 番組では、三森さんや宮野さん、水樹さんら出演者全員で劇場版アニメ「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生」の主題歌「魂のルフラン」を歌う。三森さんが「こうやって一緒に歌わせていただくのは、初めての方ばかり。皆さんをリスペクトしているので、そんな中に入れていただけるなんて……。パワーやオーラを感じます。どんなハーモニーになるんだろう?と楽しみにしていただければ」と話す。番組の大きな見どころの一つになりそうだ。

 ◇アニソンのすごさを感じた ワールドワイドな活動も

 アニソンが人気ジャンルになり、「MUSIC FAIR」でも特集されるようになったことについて「今回の番組を含めて、アニソンの力のすごさを感じています。いつか誰かに『子供の頃に聞いていました!』と言っていただけるように、長く活動したいですね。アニソンは海外でも人気ですし、ワールドワイドに活動していきたいです」と語る三森さん。

 27日には4枚目のアルバム「tone.」の発売を控えており、「今年は、(ソロ歌手デビュー)5周年イヤー。これまでは可愛いらしい楽曲が多かったけど、新しいアルバムはロックな格好いい曲があったり、語りが入っていたり、カラフルな作品になっています」と表現の幅がさらに広がっている様子。「MUSIC FAIR」のパフォーマンスをはじめ、三森さんの今後の活躍もますます注目を集めていきそうだ。

写真を見る全 7 枚

アニメ 最新記事