おもちゃショー2018:玩具もAIブーム!? “リアクション”するロボットが続々

「東京おもちゃショー2018」のバンダイブースに展示されている「機動戦士ガンダム」のハロをモチーフにしたAIコミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」
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「東京おもちゃショー2018」のバンダイブースに展示されている「機動戦士ガンダム」のハロをモチーフにしたAIコミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催中の玩具見本市「東京おもちゃショー2018」(日本玩具協会主催)では、「機動戦士ガンダム」のハロをモチーフにした「ガンシェルジュ ハロ」や、ロボット「COZMO(コズモ)」など、AI(人工知能)を搭載したさまざまな玩具がお目見えした。人に“寄り添った”反応をしてくれるAIを搭載することで、これまでにないリアクションが楽しめる玩具が増えている。これまでもソニーのAIBOなどのAI搭載のロボットがあったが、より気軽で身近に楽しめる玩具が増えているようだ。

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 「ガンシェルジュ ハロ」は、「ザクについて教えて」と聞くと「ザク、ジオンのMS(モビルスーツ)」と返答するなど「ガンダム」のキャラクター、モビルスーツ、せりふ、名シーンなどに関する会話、クイズなどが楽しめる。まさにアニメのハロを再現した玩具で、時代が宇宙世紀に近づいたかのようだ。

 「COZMO(コズモ)」は、搭載した液晶ディスプレーに喜怒哀楽などの表情が表示されるほか、覚えさせた人の顔を認識して、名前を呼んだり、人とじゃれ合おうとする。タブレットやスマートフォンに専用アプリをインストールすると、プログラミングもできるようになり、COZMOを動かしたり、カスタマイズできるのが特徴。子供がプログラミングを学ぶきっかけになるかもしれない。

 どちらもAIを採用しているが、「ガンシェルジュ ハロ」は言葉の“ニュアンス”を読み取って質問に答えることが可能。「COZMO」も周囲の人を見つけようとする特徴があり、アップデートを重ねた結果、担当者によると現在は1000種類を超える感情表現ができるという。いずれも玩具ではあるが、本格的なAIを搭載している。

 他にも、声に反応して動くぬいぐるみ「おいで!おいで!よってくる!部屋ともワンちゃんレトリバー」は、体をなでたり、一緒に遊ぶと“好感度”が上がってリアクションが変化する「好感度機能」を搭載。また、声をかけると振り向き、鳴き声を発する機能を持つ人気キャラクター・ピカチュウのロボット玩具「ねえ HelloPika(ハロピカ)」も、注目されていた。AIによって人と玩具の関係がこれまでより密接になったことで、思いがけない新しい遊び方が生まれてくるかもしれない。「東京おもちゃショー2018」は10日まで。入場無料。

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