名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
劇場版アニメ「ニンジャバットマン」(水崎淳平監督)が、15日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。日本の戦国時代を舞台に、米DCコミックスの人気キャラクター、バットマンが活躍! バットマンをはじめとするヒーローたちやジョーカーら悪党が超スピードで動き回る大迫力アクションが見どころだ。和の世界とド派手なキャラクターデザインが融合した、美しくインパクトのある映像世界を楽しめる。
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米DCコミックスのヒーロー、バットマンが、ある装置によってゴッサムシティから戦国時代の日本にタイムスリップしてしまう。同じくタイムスリップしていたジョーカーによる歴史改変を阻止するため、ハイテク装備も富も失ったバットマンは、キャットウーマン、ロビンらの仲間と共に、第六天魔王となったジョーカーや戦国大名となっていたゴッサムシティの悪党たちと対決する……というストーリー。
脚本はアニメ「天元突破グレンラガン」などの中島かずきさんが手がけ、「ポプテピピック」などの神風動画がアニメーションを製作。声優は、バットマンを担当した山寺宏一さんをはじめ、ジョーカー役の高木渉さん、キャットウーマン役の加隈亜衣さん、ハーレイ・クイン役の釘宮理恵さん、ゴリラ・グロッド役の子安武人さんら豪華な顔ぶれが集結した。
あのバットマンが戦国時代にタイムリープするとは! 型破りな設定を聞くだけで既にワクワク。発想は自由奔放だ。バットマンは甲冑(かっちゅう)に身を包み、お茶をすすり、刀を操り、時には忍術のような技も使い……と、存分に和の要素が組み込まれ、DCコミックスと和のコラボレーションが堪能できる。
目玉のアクションは、バットマンやジョーカーが神風動画製作の滑らかで迫力ある映像でハイスピードで動き回る。その美しさは予想以上だった。城から巨大な“手”が生えるなど壮大なスケールの戦いが描かれている。ネタバレになるので詳細は控えるが、後半、日本ならではの発想で繰り広げられるバトルシーンは、遊び心たっぷりで思わず笑みがこぼれる。
元々の「バットマン」の設定などは説明されていないが、ストーリーはバットマンとジョーカーの対決に重点が置かれているため分かりやすく、シリーズ初見でも十分楽しめるだろう。(河鰭悠太郎/フリーライター)
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