俳優の東出昌大さん主演の映画「OVER DRIVE‐オーバードライブ‐」(羽住英一郎監督、公開中)が中国・上海で開催中の「第21回上海国際映画祭」に招待され、同作で檜山直純役を演じた新田真剣佑さんと羽住監督が16日、レッドカーペットイベントなどに出席した。海外の映画祭デビューとなる新田さんは、虹橋(ホンチャオ)空港で、手作りうちわなどを持つ現地のファン約200人以上の歓迎を受けたほか、華やかなスーツを着てレッドカーペットを楽しんだ。
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レッドカーペットを歩いた新田さんは、海外メディアからの声掛けに応じ、カメラで自撮りを行うなど映画祭の盛り上がりを満喫。映画について「国境を越えてこの熱い映画は必ず心に届くと思うので、国問わずより多くの方々に楽しんでもらえたらうれしい」とアピール。参加できなかった東出さんに向けて「兄貴ー! 兄貴がいたらもっと楽しかったけど、でも兄貴の分まで楽しんでます!」と呼びかけた。
翌17日には、1928年に建立された中国最古の映画館「上海大光明電影院(グランドシアター)」で同作が公式上映。上映後の舞台あいさつに参加した新田さんと羽住監督は、それぞれ中国語を披露し、観客約1200人から歓声と拍手を浴びた。新田さんは「次は上海で運転してみたい!」と興奮しながら語り、羽住監督は「次は『OVER DRIVE2』で上海ラウンドを撮りたい。そのためにも、中国で大勢の方たちに『OVER DRIVE』を見てもらえたらうれしいです」と話した。
「OVER DRIVE‐オーバードライブ‐」は、世界最高峰のラリー競技・WRC(世界ラリー選手権)の登竜門として、若き才能たちがしのぎを削る国内トップカテゴリーのSCRS(セイコーカップラリーシリーズ)が舞台。ライバルチームと熾烈(しれつ)な優勝争いを繰り広げるなか、天才ドライバーの檜山直純(新田さん)は、メカニックの兄・篤洋(東出さん)の助言を無視し、リスクを顧みない勝気なレースを展開する。衝突を繰り返す2人に、チームにも険悪なムードが漂い始めていたある日、素行の悪い直純の新しいマネジメント担当として遠藤ひかる(森川葵さん)がやってくる……というストーリー。
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