西郷どん:「寺田屋騒動」凄惨な同士討ちに「悲しすぎる…」 北村有起哉の熱演に称賛の声

NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第23回の一場面 (C)NHK
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NHKの大河ドラマ「西郷どん」の第23回の一場面 (C)NHK

 俳優の鈴木亮平さんが主演を務めるNHKの大河ドラマ「西郷(せご)どん」の第23回「寺田屋騒動」が17日に放送され、タイトル通り、文久2(1862)年4月23日に京の旅籠(はたご)「寺田屋」で起こった悲劇的な事件「寺田屋騒動」が描かれた。薩摩藩士の同士討ちにより、主人公・西郷吉之助(鈴木さん)の幼なじみ・有馬新七(増田修一朗さん)が絶命。視聴者から「悲しすぎる」「切ない」などの声が上がった。

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 また同シーンについては「大河では珍しいくらい直接的な流血描写満載」「凄惨(せいさん)さがよく出ていた」と評価する声も多く、幼なじみの有馬を救えず、悲しみの叫び声を上げた大山格之助(綱良)役の北村有起哉さんの演技には、「すごかった」「血気迫る」「号泣です」など称賛する言葉が並んだ。

 第23回「寺田屋騒動」は、京で、吉之助(鈴木さん)は有馬たちを思いとどまらせようと力を尽くすが、下関を勝手に離れたことに国父・島津久光(青木崇高さん)は激怒。切腹は免れない状況に。吉之助の行動を責めつつ、友を救えない自分の無力さを嘆く一蔵(瑛太さん)。そこへ、大山や海江田(高橋光臣さん)が合流すると、吉之助たちは幼いころのように川でうなぎ取りをし一時、旧交を温めるが、ほどなくして吉之助は捕らえられ、久光のもとへ送られる。

 やがて京の旅籠「寺田屋」には、有馬ら倒幕派の浪士が集結。久光はその動きを察知し、大山を寺田屋に向かわせるが、信吾(錦戸亮さん)の目の前で事件は起こり……という展開だった。

 「西郷どん」は、明治維新から150年となる2018年に放送される57作目の大河ドラマ。
薩摩の貧しい下級武士の家に生まれた西郷隆盛(吉之助、鈴木さん)の愚直な姿に、カリスマ藩主・島津斉彬が目を留め、西郷は斉彬の密命を担い、江戸へ京都へと奔走。勝海舟、坂本龍馬ら盟友と出会い、革命家へと覚醒し、やがて明治維新を成し遂げていく……という内容。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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