テレビ質問状:「ノンフィクションW MISIA Return to Nairobi ~10年の奇跡~」ケニアを10年ぶりに訪問

「ノンフィクションW MISIA Return to Nairobi ~10年の奇跡~」の一場面
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「ノンフィクションW MISIA Return to Nairobi ~10年の奇跡~」の一場面

 WOWOWは「WOWOWオリジナルドキュメンタリー」枠として、「ノンフィクションW」と「国際共同制作プロジェクト」の2番組を両輪に、国内外のさまざまなテーマを扱ったオリジナルのドキュメンタリー番組を放送している。7日午後3時半からWOWOWプライムで放送される「ノンフィクションW MISIA Return to Nairobi ~10年の奇跡~」の番組プロデューサーを務めた音楽部の佐藤直美プロデューサーに、番組の魅力を聞いた。

ウナギノボリ

 ――番組の概要と魅力は?

 アフリカ・ケニアの首都ナイロビにあるアフリカ最大級のスラム“キベラスラム”の中にある小学校「マゴソスクール」を10年ぶりに訪れました。

 10年前は食べることもままならなかった子供たちが、教育を受け、それを自分の力に変え成長した子供たちの姿や、音楽を通じて子供たちと触れ合い、優しくつつみ込むMISIAの姿に密着します。

 ――今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 デビュー20周年を迎えたMISIA。普段はなかなかメディアに姿を見せない彼女の魅力をWOWOWならではのさまざまな角度から表現したく企画しました。「BBC Earth 2018」のナレーション、「ライブステージ」、そしてこの「ノンフィクションW」と、彼女の誕生日である7月7日は三つの番組連続でその魅力をたっぷりとお楽しみいただける1日となっています。

 ――制作中、一番に心がけたことは?

 10年ぶりにキベラスラムのマゴソスクールを訪れたMISIAの感情や言葉をできるだけリアルにそのままの形でお伝えできるように心がけました。MISIAや子供たちの純粋な温度感を感じていただけるのではないかと思います。

 ――番組を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったエピソードは?

 こぼれ話的なものは……当初の撮影予定にはありませんでしたが、早朝の時間を利用して「ナイロビ国立公園」に行ったことでしょうか。普段なかなか見ることができない大型動物を運よく見ることができ、MISIAを含むスタッフ一同、感動しました。ちょうど今回ライブやノンフィクションWと同じ7月7日に放送される「BBC Earth 2018」のナレーション録(ど)りの前でしたので、生で動物たちを見ることができたのは非常にいいタイミングでもありました。

 ――番組の見どころを教えてください。

 MISIAにとってアフリカは特別な場所です。10年ぶりの渡航でしたが、今回も彼女はそこでさまざまな感情を抱き、多くの面で影響を受けています。スラムの生活は想像以上に厳しいもので、貧困と闘いながら暮らす人々の様子には強烈な衝撃を受けました。番組ではニュースなどで知りえないリアルな生活の様子などもそのまま映像にしています。

 もちろん、ドキュメンタリーとしてそういった厳しい部分もリアルにとらえてはいますが、番組のプロデューサーとしては、この番組では何よりも、そういった厳しさの中で元気に歌い、遊ぶ子供たちの可愛い笑顔やその彼らに対して飾らず素直な表情を見せているMISIAからのメッセージを感じてほしいと思っています。

 また今回この番組ではMISIA本人がナレーションをしており、彼女の言葉や思いがストレートに表現されています。そのあたりもぜひお楽しみいただければと思います。

 ――視聴者へ一言お願いします。

 WOWOWではMISIAのお誕生日である7月7日に、さまざまな角度からMISIAの魅力が堪能できる3番組を特集でお届けします。

 いつもとはちょっと違う一面を見つけることができると思いますので、3番組ともぜひご覧ください。

 *……7月7日にWOWOWプライムで一挙放送。「BBC Earth 2018 デンジャラス・ライフ#3 スーダン:最後のシロサイ」(午前10時~)、「MISIA 20th Anniversary THE SUPER TOUR OF MISIA 2018 Girls just wanna have fun」(午後1時~)、「ノンフィクションW MISIA Return to Nairobi ~10年の奇跡~」(午後3時半~)。

 WOWOW 音楽部 プロデューサー 佐藤直美

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