今週シネマ:20、21日公開の映画 「未来のミライ」「BLEACH」「炎神戦隊ゴーオンジャー」…話題作が続々

劇場版アニメ「未来のミライ」のビジュアル (C)2018 スタジオ地図
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劇場版アニメ「未来のミライ」のビジュアル (C)2018 スタジオ地図

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。20日には、細田守監督の長編アニメ最新作「未来のミライ」、久保帯人さんの人気マンガが原作の映画「BLEACH」(佐藤信介監督)が公開された。21日は、スーパー戦隊シリーズ「炎神戦隊ゴーオンジャー」の10周年記念作品となるVシネマ「炎神戦隊ゴーオンジャー 10 YEARS GRANDPRIX」(渡辺勝也監督)が限定公開される。

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 「未来のミライ」は、劇場版アニメ「時をかける少女」(2006年)や「サマーウォーズ」(09年)、「おおかみこどもの雨と雪」(12年)、「バケモノの子」(15年)などさまざまな名作を生み出してきた細田監督の最新作。甘えん坊の4歳の男の子くんちゃんと未来からやってきた成長した妹ミライちゃんが、時を超えて不思議な冒険を繰り広げ、家族の絆と子供の成長を描くファンタジー作だ。

 くんちゃん役は、アニメ声優初挑戦という女優の上白石萌歌さんが抜てきされ、ミライちゃんの声は細田作品出演3作目の黒木華さんが担当。両親役に星野源さんと麻生久美子さん、祖父母役に役所広司さんと宮崎美子さん、青年の声を福山雅治さんが担当している。オープニングテーマとエンディングテーマは山下達郎さんが手がけた。

 「BLEACH」は、俳優の福士蒼汰さんが演じる、死神の力を身に着けた高校生・黒崎一護(くろさき・いちご)が、死神代行となって人の魂を食らう悪霊「虚(ホロウ)」と戦いを繰り広げる姿を描く。原作は、久保さんが01~16年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載したマンガ。04~12年にテレビアニメが放送され、劇場版アニメ4作が公開された。

 一護のクラスメートで「滅却師(クインシー)」の生き残り、石田雨竜を吉沢亮さんが演じ、真野恵里菜さんも出演。11~12年放送の特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」のフォーゼ(福士さん)とメテオ(吉沢さん)、なでしこ(真野さん)が顔をそろえた同窓会的な雰囲気になっているのもファンにはたまらない。杉咲花さん、早乙女太一さん、MIYAVIさん、田辺誠一さん、江口洋介さん、長澤まさみさんらも出演。「アイアムアヒーロー」(16年)、「いぬやしき」(18年)の佐藤監督がメガホンをとった。

 「炎神戦隊ゴーオンジャー」は、08~09年にテレビ朝日系で放送されたスーパー戦隊シリーズの第32弾。蛮機族ガイアークから世界を守るため、意思を持った乗り物型の機械生命体・炎神(エンジン)と共に戦う7人の姿が描くドラマ。今回の新作Vシネマは、当時のキャスト、スタッフが再集結し、特撮ドラマ終了10年後を舞台に、新たな物語が繰り広げられる。

 ガイアークとの激闘から10年、防衛大臣・野泉の「鎖国バリア」でヒューマンワールドに平和が訪れていた。その影響でゴーオンジャーは炎神たちとのつながりを断たれただけでなく、「戦隊活動禁止法」でテロリスト認定されてしまう。ある日、ゴーオンレッド/江角走輔(古原靖久さん)らは、特別警察に追われるベアールVの炎神キャストを持った謎の少年・走児を助けるが、ゴーオンジャーと決別し政府の広報官となったゴーオンイエロー/楼山早輝(逢沢りなさん)が立ちはだかる……というストーリー。

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