女優の三吉彩花さんが、映画「ウォーターボーイズ」や「ハッピーフライト」などで知られる矢口史靖監督の最新作「ダンスウィズミー」で主演を務めることが25日、明らかになった。矢口監督は作品ごとにベストな人材を探すため、有名無名にかかわらず基本的にオーディションで主演俳優を決定しており、三吉さんも今回、オーディションで500人の応募者の中から選ばれた。
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「ダンスウィズミー」は矢口監督が初挑戦となるミュージカル映画。一流商社で働く鈴木静香(三吉さん)はある日、催眠術師に「曲が流れると、歌わずに、踊らずにいられない」という“ミュージカルスターの催眠術”を掛けられる。その翌日から静香は、携帯の着信音、電車のホーム音、テレビから流れてくる音、街中で流れるどんな音楽でも歌って踊ってしまうという体になってしまう。術を解いてもらうために催眠術師の元へ向かうが、そこはもぬけの殻。果たして静香は元の体に戻れるのか……というストーリー。
矢口監督はミュージカルに抵抗感があったというが、2017年公開のミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」を見て触発され、自身で作ってみたいという気持ちになったという。監督・脚本共に矢口監督が手がける。
また、三吉さんは同映画でミュージカルシーンのすべての歌とダンスを吹き替えなしで挑戦しており、三吉さんがダンスのレッスンに励む姿を収めたメーキング写真も公開された。映画は19年に公開予定。
ーーミュージカルに抵抗感があったということですが、どうしてミュージカル作品を作ろうと思われたのでしょうか。
普通に生活している人が突然歌い出すのって、とても変なことですよね? それが理由でミュージカル映画を見ない人がいるのも、とてもよく分かります。誰もが共通して思っている「なぜ急に歌う!? 踊る!?」という疑問に答える映画を作りたかったんです。
ーー三吉さんを主演に選んだ決め手は何でしたか?
歌ってよし、踊ってよし、演技もできる。そして主人公のキャラクターにピタリとはまる女優。そんな人を探して果てしないオーディションを繰り返しました。「もしかしたら日本にはいないんじゃないか」と諦めかけたとき、三吉さんに会えた。宝物を発見したような感覚でした。
ーーどういう作品にしたいですか?
ミュージカルが好きな人はもちろんですが、苦手な人にこそ見てもらいたい映画です。見終わって映画館を出るとき、リズムに体が揺れ、自然と鼻歌を歌ってしまう。そんなスーパーエンターテインメント作品にしたいと思っています。
矢口監督の作品に参加させていただけると決まったときは正直信じられない気持ちでした。
オーディションで出し切った自分の力に自信がなかったので、私を選んでいただいたと聞いて、すごく不思議な気持ちでした。
脚本を読ませていただき、歌って踊りながら進んでいくストーリーを頭の中で想像しながら読むのがとても楽しかったです。
静香の性格や仕草がどこか自分自身に似ているところもあり、物語にどんどん引き込まれました。
今はこの作品に向けて毎日たくさんの準備をしています。
いろいろな不安はありますが、まずは自分が楽しむ! そして周りを巻き込む! というのを心がけてスタッフの皆様、キャストの皆様と最高にハッピーな作品になるように頑張っていきますので、楽しみにしていただけたらうれしいです。
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