義母と娘のブルース:高校生のみゆき役・上白石萌歌 役作りを語る「性格のベースは良一さん」

連続ドラマ「義母と娘のブルース」で高校生になったみゆきを演じる上白石萌歌さん
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連続ドラマ「義母と娘のブルース」で高校生になったみゆきを演じる上白石萌歌さん

 女優の綾瀬はるかさん主演で放送中の連続ドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系、火曜午後10時)の第7話が、21日に放送される。同ドラマは第6話から第2章に突入。第2章では、綾瀬さん演じる亜希子の娘で、高校生になったみゆきが登場し、8歳のころに比べて“天然”な印象を見せて話題となった。「性格のベースは良一さん」といい、“両親の仕草”を「受け継いでいる」と話す、高校生のみゆき役の上白石萌歌(もか)さんに、役作りについて聞いた。

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 「義母と娘のブルース」は、桜沢鈴さんの同名4コママンガの実写化。第1章では、キャリアウーマンの亜希子が、良一(竹野内豊さん)と結婚し、良一の小学生の娘・みゆき(横溝菜帆さん)の母親になろうと家事や子育てに奮闘する姿が描かれた。第2章は良一が亡くなってから9年後、専業主婦の母親として奔走してきた亜希子と、高校3年生に成長したみゆきの姿を描く。ナレーションは、上白石さんが担当している。

 ◇高校生のみゆき「性格のベースは良一さん」

 小学生のころはしっかり者の印象があったみゆき。しかし高校生になると勉強が苦手な部分が目立ったり、電車で見かけた男性同士の手つなぎシーンを「尊いもの」と表現したり、喫茶店のエアコンに念を送ってみたりするなど、“天然”キャラが見え隠れしている。

 上白石さんは、高校生のみゆきについて「性格のベースは良一さんになってきていて、その中でも、(一緒に暮らしている)亜希子さんのクセや話し方がたまに出たりとかする」と演技のこだわりを説明。「ひょうひょうとしていて『なんか、みゆきらしいな』と思いながらやっています」と楽しんで演じている様子だ。

 また、これまで8歳のみゆきを演じた横溝菜帆さんを見て「ここからどうやって成長していくか仕草を意識」しつつ、「良一さんや、亜希子さんから受け継いで、みゆきちゃんのクセになる仕草もあると思う」と竹野内さんと綾瀬さんの動きも研究して、芝居に臨んでいる。

 ◇5話まではナレーションでの参加 ドラマに「没頭」

 同ドラマは、放送開始当初から、高校生に成長したみゆきの目線で、上白石さんがナレーションを担当している。上白石さんは、自身が出演する前の第5話までの物語を振り返り、「笑えるし、ホロッと泣いてしまうし、いろんな顔を持っているドラマ。自分がここに携わっていることを忘れてしまうくらい没頭していました」と、一ファンとしてもドラマを見ていたようだ。

 ナレーションは「大人になったみゆきちゃんが思い出しながら語る」ようにと、「あまり感情的にならないように、あくまでも客観的に、感情に左右されないように」と心がけた。一方、第6話では、これまでとは違い「現時点で起こっていることを、オンタイムで言葉をのせているようなものなので、もっとみゆきちゃんとして声をのせました」と変化を明かした。

 みゆきというキャラクターについて「表面上の強さではなく、本質的に強い」と語る上白石さん。「たくさん苦しいことを経験したみゆきちゃんなら、これからどんなことがあっても前向きでいられるんだろうな。私がみゆきちゃんだったらそんなふうに生活していけるかな。尊敬に値する人物です」と役への思いを明かした。

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