永野芽郁さんが主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の最終回(第156回)が29日放送され、半年間にわたって繰り広げられてきた永野さん扮(ふん)するヒロインの鈴愛(すずめ)と、佐藤健さん演じる鈴愛の幼なじみ、律の物語がついに“完結”した。
ウナギノボリ
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“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川悦吏子さんのオリジナルで、北川さん自身、4月の放送前から「もしかしたら朝ドラに革命を起こしたんじゃないかなと思っている、それくらい斬新」と発言するなど、注目度の高かった本作。
その言葉の通り(?)、左耳の失聴にはじまり、マンガ家デビューするも挫折、結婚・出産・離婚、“おひとりさまメーカー”への転身と、鈴愛の人生はまるでジェットコースターのように激しく浮き沈みを繰り返し、視聴者からは賛否両論さまざまな意見が噴出。ここまで他に類を見ないほどの大きな盛り上がりを見せ、物語は終盤を迎えていた。
それでも最終回では、鈴愛と律が一緒になって取り組んできた「そよ風の扇風機」の発売が決定。お祝いに家族や友人が集結するという既視感のある場面が繰り広げられると、さらには1971年7月7日、同じ日に同じ病院で生まれ、互いのことを誰よりも理解し合いながら、“男女”として何度もすれ違ってきた鈴愛と律が、40年後の同じ日にしっかりと結ばれ……と、壮大なラブストーリーとしてもあるべき場所に着地。ある意味「朝ドラらしい大団円」となった。
そんな中で際立ったのが律の存在だ。パーティーのスピーチでは、父の弥一(谷原章介さん)や鈴愛、ボクテ(志尊淳さん)らを前に、亡き母・和子(原田知世さん)やユーコ(清野菜名さん)への思いを語り、視聴者の涙を誘う一幕も。さらにその夜、「リツのそばにいられますように」と七夕の短冊に願いを書いた鈴愛を優しく抱きしめ「スズメを幸せにできますように」とささやくシーンも描かれ、SNSでは「律ロスに陥りそう」「しばらく律ロスです」「完全に律ロス」といった言葉が並んだ。
「半分、青い。」は、大ヒットドラマ「ロングバケーション」(フジテレビ系、96年)などで知られる北川さんのオリジナル作品。71年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜ける物語。次期朝ドラ「まんぷく」は10月1日からスタートする。
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