相棒:「杉下右京は警視庁にいる」元警視庁警視が明かす ドラマをリアルに分析

刑事ドラマ「相棒」シリーズ17の第1話の1シーン=テレビ朝日提供
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刑事ドラマ「相棒」シリーズ17の第1話の1シーン=テレビ朝日提供

 テレビ朝日系の人気刑事ドラマ「相棒」(水曜午後9時)のシーズン17が17日スタートする。これを記念して、元警視庁警視で濱嘉之のペンネームで作家としても活躍する危機管理コンサルタントの江藤史朗さんが「“杉下右京”は警視庁にいる」と語る異例のコラボ紙面が、17日付の毎日新聞朝刊に掲載された。

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 水谷豊さん演じる杉下右京が警視庁の特命係として活躍する「相棒」は、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京がその天才的頭脳で推理し、相棒と共に難事件を解決するドラマ。今シーズンは、4年目を迎えた右京と反町隆史さん演じる4代目の相棒、冠城亘に加え、“3人目の男”青木年男(浅利陽介さん)が加わるのが話題となっている。

 紙面では、警視庁に22年勤めた江藤さんが、実際に配属された公安部公安総務課のIS(インテグレート・サポート)という部署が「特命係」によく似ていると指摘。そのときの上司が「幅広い知識と深い常識を併せ持ち、事件が起きたときに、先を見越して予見でき、すぐに頭の中で相関図が描ける人」だったといい、「まさに杉下右京でした」と明かしている。ほかにも自身の警視庁での経験から、ドラマの登場人物たちの魅力や現実感についてリアルに分析している。

 初回には、俳優の柄本明さんと女優のとよた真帆さんがゲスト出演することも発表されている。柄本さんが演じる国家公安委員長を務める大物政治家・鑓鞍兵衛(やりくら・ひょうえ)は、「特命係」に興味を抱くものの……というつかみどころがない役どころ。とよたさんが演じる大学教授の三上冨貴江(みかみ・ふきえ)は、前シーズンの最終回にも登場。今回は、事件の当事者として特命係と対峙(たいじ)することになる。また冨貴江の夫・鬼束鋼太郎役で利重剛さん、その父・鐵太郎の若き後妻・祥役で谷村美月さん、たびたび事件に絡んできた「週刊フォトス」記者・風間楓子(芦名星さん)も登場する。

 初回は、大学教授の鬼束冨貴江が、夫の鋼太郎から「親父を殺した」という電話を受け取る。自身の地位を失うことを恐れた冨貴江は、遺体を隠し、後妻の祥とも結託して失踪届を提出。3カ月後、週刊誌が祥の浪費ぶりを報じたため、事態は急変。旧知の間柄である警察庁長官官房付・甲斐峯秋(石坂浩二さん)が、特命係を差し向けようと申し出、右京と亘らが捜査に乗り出す。特命係は鐵太郎の蒸発後、家がリフォームされたことに興味を抱くが……という展開。「初回拡大スペシャル」は17日午後9時~10時24分に放送。

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