「劇場版 はいからさんが通る 後編 ー花の東京大ロマンー」(城所聖明監督)が19日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで公開される。大和和紀さんの同名人気少女マンガが原作。花村紅緒と婚約者の伊集院忍少尉の出会いを描いた前編「紅緒、花の17歳」が昨年公開。後編では、旧テレビアニメシリーズで未完だった原作エピソードの完結までが描かれる。おなじみの胸キュン要素に加え、さまざまな出会いや事件が凝縮された濃密なストーリー、ポジティブな紅緒をハイテンションで表現する声優の早見沙織さんの熱演、感涙必至のラストシーン……など見どころ満載だ。
ウナギノボリ
解説:新たな“最高峰”を目指したガンプラ 45周年のこだわりとは
大正時代。戦地シベリアで消息不明の許嫁(いいなずけ)の伊集院少尉を捜しに満州へ降り立った紅緒は、少尉を知る鬼島森吾と出会うも、満足のいく手がかりを見付けられずに帰国。出版社で働く日々を過ごす。そんなある日、少尉にそっくりのロシアからの亡命貴族のサーシャ・ミハイロフ侯爵が妻・ラリサと共に現れる。ラリサからある事実を告げられた紅緒は傷心の中、勤め先の編集長、青江冬星に支えられ、次第に引かれていく。やがて一つの決断を下す紅緒だったが、そんな時、東京を未曽有(みぞう)の大災害が襲い……。
宮野真守さんが少尉の声を担当。梶裕貴さんが紅緒の幼なじみ・藤枝蘭丸、櫻井孝宏さんが冬星、瀬戸麻沙美さんが紅緒の親友・北小路環、中井和哉さんが鬼島の声を担当する。
満州での冒険、少尉にそっくりの亡命貴族サーシャの登場、冬星との新たな恋、東京を襲う大災害……と、少尉との恋模様が中心だった前編に比べ、さまざまな出会いと事件に彩られた後編。これら盛りだくさんな内容が、105分に凝縮され、テンポよく描かれている。
かつて一世を風靡(ふうび)した作品が今なお愛されているのは、一つには超ポジティブでじゃじゃ馬な主人公・紅緒の魅力が大きい。馬賊に立ち向かうなど、後編でもそのじゃじゃ馬ぶりは健在。だが、後編では他人の幸せを優先させようとするなど大人な一面ものぞかせ、ほろりとさせられる。前編同様、早見さんのハイテンションな演技は圧巻で、底抜けに明るい紅緒の魅力を存分に引き出している。
大災害の燃え盛る炎の中、紅緒は何を選ぶのか……、数々の困難の先に待つ終盤のシーンには、目頭が熱くなった。(河鰭悠太郎/フリーライター)
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