W座からの招待状:東京国際映画祭で公開収録 小山薫堂「パリへの逃避行」ヒロインに共感できず

WOWOWの映画番組「W座からの招待状」の公開収録に出席した小山薫堂さん
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WOWOWの映画番組「W座からの招待状」の公開収録に出席した小山薫堂さん

 WOWOWの映画番組「W座からの招待状」の公開収録が28日、「第31回東京国際映画祭」(TIFF)内で行われ、放送作家の小山薫堂さん、イラストレーターの信濃八太郎さん、音楽家の阿部海太郎さんが参加。この日は、夫や幼い子供2人との生活に疲れたヒロインが家出するイギリス映画「パリへの逃避行」(ドミニク・サベージ監督)が上映され、上映後トークで小山さんは「何が不満なんだろって思いました」と、ヒロインに共感できなかった様子だった。

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 「W座からの招待状」は、邦・洋画問わず伝説の作品や映画製作者たちのお気に入りの名作などを厳選し、映画ファンに向けて紹介する番組。上映した映画の内容を意識して短い文章で詩的に紹介するコーナーもあり、小山さんが文章、信濃さんがイラスト、阿部さんが音楽を担当し、俳優の濱田岳さんがナレーションを務めている。

 映画は暗いトーンだったため、小山さんは「夫婦で内容を知らずに見に行ったら、帰りがけにすごく気まずくなる作品ですね」と冗談めかして感想を語り、観客の笑いを誘っていた。最後は「自分の好きな映画を見るだけでなく、この枠を見ようと意識することで、自分の見ようと思わなかった作品に出会え、気付かなかった魅力を見つけられることだと思います」と、番組の魅力を語った。収録の模様は、11月11日に放送される。

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