人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の最新作「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」の第6章「回生篇」(羽原信義監督)が、2日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで上映される。ヤマトの意志を受け継ぐヤマト級・銀河が登場する。
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ヤマトが沈み、波動砲艦隊も壊滅的な打撃を受けた。強大なガトランティスを前になすすべもない中、銀河が出撃。かつて地球と戦ったガミラスの大艦隊がその脇を固めることになる。
銀河は、銀河次世代航宙艦艇開発の研究をするために、ヤマトの本体と波動システムをコピーした同型艦。地球帰還後にその役目を終えたコスモリバースシステムをヤマトから移設し、その能力の研究と利用に特化し波動実験艦だ。観測ドームを備え、波動砲発射口は封鎖されている。第6章は銀河の活躍、沈んでしまったヤマトがどうなるのかが注目される。ガトランティスを率いる大帝・ズォーダーの謎も明らかになるなど見どころが多い。
「宇宙戦艦ヤマト2202」は、2012~14年に劇場上映、テレビ放送された「宇宙戦艦ヤマト2199」の続編で、1978年に公開された「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」がモチーフ。小説「亡国のイージス」「機動戦士ガンダムUC」の福井晴敏さんがシリーズ構成と脚本を手がけている。
8月に亡くなった故・石塚運昇さんがヤマト第2代艦長の土方竜を演じてきたが、第6章のアフレコに最後まで参加できず、楠見尚己さんが土方役を引き継いだ。第6章は、土方が活躍することもあり、石塚さんの熱演が胸を打つ。山寺宏一さんの歌うエンディングテーマ「大いなる和」も感動的だ。全7章ということで、残り1章。寂しさもあるが、最終7章の展開が気になるところだ。(小西鉄兵/MANTAN)
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