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黄昏流星群:“全員不倫”に視聴者ハラハラ リアルと“真逆”を追求

テレビ
連続ドラマ「黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~」主演の佐々木蔵之介さん

 俳優の佐々木蔵之介さん主演の連続ドラマ「黄昏(たそがれ)流星群~人生折り返し、恋をした」(フジテレビ系、木曜午後10時)。瀧沢完治(佐々木さん)と完治の妻・真璃子(中山美穂さん)、そして一人娘の美咲(石川恋さん)という“一家全員の禁断愛”が描かれており、SNSでは「この一家、カオス!」「毎週、ハラハラ」などの声が上がっている。これほどまでに視聴者を楽しませる理由は何なのか。その裏には、現代ドラマのトレンドである“リアルの追求”と真逆の“ドラマっぽさ”を追求した意図があった。

 ◇リアルの真逆 “ザ・ドラマ”を追求

 ドラマは、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載されている弘兼憲史さんのマンガが原作。第1集「不惑の星」をベースにした、セカンドライフに差し掛かった男女の切ない恋を描いている。

 銀行員の完治が、単身向かったスイスで運命の女性・目黒栞(黒木瞳さん)と出会い恋に落ちる。真璃子と美咲の婚約者・日野春輝(藤井流星さん)が意識し合う。美咲は春輝という婚約者がいるのに裏では戸浪恭介(高田純次さん)と不倫をしているという、ごく一般的な家庭では考えられないような“これぞ! ザ・ドラマ”というストーリーが展開している。

 ドラマの高田雄貴プロデューサーは「今の時代、キャスト、監督、作家もリアリティーを追求する作品が多いと思うのですが、『黄昏流星群』はそういった今のトレンドと違うところがある」と説明する。

 高田プロデューサーは、原作の良さについて「中高年の男女のラブ一辺倒ではなく、年を重ねたキャラクターたちが背負っているものや社会的背景を感じています」と分析。ドラマ化するにあたり、登場人物たちの年齢の変更のほか、「不惑の星」は男性主人公の話のため「女性が楽しめる目線」と登場人物たちの「根底にある“純愛”を楽しんでもらう」といった部分をオリジナルとして加えた。

 「女性が楽しめる目線」として加えられた真璃子と春輝の恋愛は、同ドラマの脚本を担当している浅野妙子さんの発案だった。「浅野さんの脚本はとても大胆。(ドラマ版の真璃子は)少女マンガのようなファンタジーさがある」と“ドラマっぽさ”が加わったキャラクターに変更。真璃子のファンタジーさは、第5話で登場した瀧沢一家と春輝が“波乱の温泉旅行”に行き、真璃子が顔を近づけてきた春輝に対し、“エアホタル”でごまかす。第7話での真璃子があり得ない量のパンを作る“パン祭り”といった場面が象徴的だ。

 そして、SNSで「予想していない展開!」「もう、ぐちゃぐちゃ」と話題を集めた第4話の完治と美咲が鉢合わせするシーン。同シーンを「序盤の肝」と語る高田プロデューサーは「真璃子と春輝の恋愛に抵抗を感じていた方も、美咲が婚約者でない人物と純愛を育んでいることが分かり、抵抗感が減った方もいたかもしれません」と話す。さらに「セカンドライフがテーマの一つで限られた層に向けて作っていたわけではないのですが、第4話で30代前後の女性からの反響が増えたのは確か」といい、視聴者がドラマを楽しんでいるポイントは「共感というよりハラハラ感だと思っています」と推測していた。

 ◇佐々木蔵之介&中山美穂の起用でより“ドラマっぽく”

 禁断愛に溺れる完治は、エリート銀行員で一家を支える大黒柱だが、家庭内ではどこか頼りない部分がある。そこへ、「独身イケメン俳優最後の砦(とりで)」と言われている佐々木さんに白羽の矢を立てた。高田プロデューサーはその理由として「皆さん、佐々木さんに対して真面目なイメージを持っていると思います。会社員として働いていた経歴があり、顔立ちも良い。それでいて演技力が高い。佐々木さんのイメージとのギャップを楽しんでもらいたかった」と力を込める。
 
 そして、ファンタジーの要素が加えられた真璃子役の中山さんの起用は「中山さんも“実際存在しているのか”っていうようなファンタジー感がある。浅野さんの推薦もあったが、10代から芸能界で活躍している輝かしい経歴を持つ中山さんの圧倒的なスター性が決め手だった」と語り、佐々木さん、中山さんの魅力が“ドラマ感”を増幅していると絶賛していた。

 高田プロデューサーは今後のドラマの見どころについて「今後も毎話何かが起きます。ドラマっぽいストーリーに、これからも期待していただきたい」と語る。“現実離れ”した一家が迎える結末とは……。第8話は、29日午後10時から放送される。

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