浅田次郎さんの小説「輪違屋糸里」を実写化した映画「輪違屋糸里 京女たちの幕末」(加島幹也監督)が15日から有楽町スバル座(東京都千代田区)ほかで順次公開される。幕末の京都・花街で島原輪違屋に身を置く天神糸里を主人公に、新選組の芹沢鴨暗殺事件を女性目線で描く本格時代劇。「ソロモンの偽証」に主演した女優の藤野涼子さんが糸里役で主演を務め、時代劇に初挑戦している。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
糸里(藤野さん)は姉と慕う音羽太夫(新妻聖子さん)を、新選組筆頭局長・芹澤鴨(塚本高史さん)に無礼打ちされる。騒然とする場を収めたのは糸里が淡い恋心を抱く新選組副長の土方歳三(溝端淳平さん)だった。このころの新選組は近藤勇と芹澤の2人の局長が存在し、両派が対立を深めていく中、芹澤鴨暗殺の計画が立てられる。糸里や芹澤の腹心・平山五郎(佐藤隆太さん)と恋仲の芸妓・吉栄(松井玲奈さん)らは、次第に男たちの抗争に翻弄(ほんろう)されていく……というストーリー。
歴史上の偉人たちの中でも人気が高い新選組は、語られる物語に応じて人物像など描かれた方が変わるのが特徴だが、今作では女性の目線で、愛がテーマの中心に据えられ、土方らの多面性を描いている。誰もがそうであるように、戦っているときと大切な人といるときでは表情も変わり、新選組というモチーフの新たな一面を見た気がした。クライマックスで糸里が新選組にすごむ場面は、時代劇初挑戦とは思えない藤野さんの演技に圧倒的された。(遠藤政樹/フリーライター)
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…
木村拓哉さんが12月21日、歌舞伎町シネシティ広場(東京都新宿区)で行われた、主演映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督、12月30日公開)のレッドカーペットイベントに登場。…
12月20日公開の映画「【推しの子】-The Final Act-」(スミス監督)の前夜祭イベントが12月19日、東京都内で行われ、伝説のアイドル・アイを演じる齋藤飛鳥さんが登場…
ヒット中のディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌うガールズ…