中村勘九郎:大河「いだてん」開幕で20年東京五輪への思いも 「たすきというのは形ではなく心」

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」のイベントに登場したで中村勘九郎さん(中央)と橋本愛さん(左)
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大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」のイベントに登場したで中村勘九郎さん(中央)と橋本愛さん(左)

 歌舞伎俳優の中村勘九郎さんと女優の橋本愛さんが6日、青森県八戸市で開催された2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」のイベントに登場。主人公の一人である金栗四三(かなくり・しそう)役の勘九郎さんは、9カ月目に突入した撮影は「順調」といい、「金栗さんが初めて参加したストックホルムオリンピックは撮り終えました」と報告。さらに「これが2020年の東京にバトン、たすきがつながるような作品になればいいなと思っています。バトン、たすきというのは形だけではなく、心ですね。日本人の心、スポーツを愛する心というのが2020年につながっていくといいですね」と思いを明かした。

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 この日はドラマの第1回が放送された。次週の第2回について勘九郎さんは、「金栗さんの生まれてからの物語がスタートして、金栗さんがマラソンにどうやって出合うのか、そして浅草のメンバーや志ん生さんとどう関わっていくのかが描かれていきます。本当に毎回わくわくさせてくれる作品だと思うので、わくわくしながら見てほしいと思います」とアピール。

 遊女・小梅役の橋本さんも「このドラマは格好いい人たちが全員可愛く見える、不思議な魅力があります。全員チャーミングなんですよ。一人で『可愛い! 可愛い!』と叫びながら見ているくらいなので、皆さんもその可愛さを感じ取っていただきたいです」と呼びかけていた。

 「いだてん」は、宮藤官九郎さんが脚本を手がけ、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。

 勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者・田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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