今週シネマ:18、19日公開の映画 「マスカレード・ホテル」「映画刀剣乱舞」「チワワちゃん」「闇の歯車」…話題作が続々

映画「マスカレード・ホテル」の一場面 (C)2019映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社
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映画「マスカレード・ホテル」の一場面 (C)2019映画「マスカレード・ホテル」製作委員会 (C)東野圭吾/集英社

 今週公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。18日には、木村拓哉さん主演の「マスカレード・ホテル」(鈴木雅之監督)、人気ゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の初の実写映画「映画刀剣乱舞」(耶雲哉治監督)、岡崎京子さんの短編マンガが原作の「チワワちゃん」(二宮健監督)が公開。19日は、俳優の瑛太さん主演の時代劇「闇の歯車」(山下智彦監督)が期間限定上映される。

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 「マスカレード・ホテル」は、東野圭吾さんの小説「マスカレード」シリーズ(集英社文庫)第1作が原作。連続殺人事件を解決するため、ホテルマンになり切って潜入捜査するエリート刑事の新田浩介を、刑事役初挑戦の木村さんが熱演。新田の教育係となった優秀なホテルマン山岸尚美を長澤まさみさんが演じている。木村さんと長澤さんは今作が初共演だが、息の合った異色バディで見る者を一時も飽きさせない。

 「映画刀剣乱舞」は、名刀を擬人化した刀剣男士を育成しながら戦う人気ゲームの初となる実写映画。「刀剣乱舞」の舞台版で三日月宗近を演じる鈴木拡樹さんをはじめ、荒牧慶彦さん、北村諒さん、和田雅成さんら2.5次元の舞台やミュージカルで活躍する俳優陣が集結。いまだに謎の多い「本能寺の変」を舞台に刀剣男士たちの戦いを描く。

 「チワワちゃん」は、1994年に発表された岡崎さんの同名短編マンガを、現代に舞台を移して映画化。門脇麦さん、成田凌さん、村上虹郎さん、玉城ティナさんら若手実力派が集結した。オーディションで選ばれた新人の吉田志織さんが看護学校生のチワワちゃんを演じる。若さの刹那(せつな)や孤独といった「青春の普遍」が心に突き刺さる群像劇となっている。

 「闇の歯車」は、藤沢周平の同名サスペンス時代劇長編が原作。一獲千金の夢を見て現金強奪に手を染める男たちの姿が描かれている。主人公の町人・佐之助を演じる瑛太さんと、謎の男・伊兵衛を演じる橋爪功さんの緊張感あふれるやり取りや対峙(たいじ)シーンには思わず引き込まれる。

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