必殺仕事人:平成最後のSPドラマが今春放送 市原悦子がナレ“続投” キムラ緑子が新レギュラーに

今春に放送される「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」に出演する(左から)遠藤憲一さん、知念侑李さん、東山紀之さん、和久井映見さん、松岡昌宏さん=ABC提供
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今春に放送される「スペシャルドラマ 必殺仕事人 2019」に出演する(左から)遠藤憲一さん、知念侑李さん、東山紀之さん、和久井映見さん、松岡昌宏さん=ABC提供

 俳優の東山紀之さんが主演を務めるドラマ「必殺仕事人」シリーズ(ABC・テレビ朝日系)のスペシャルドラマが今年春に放送されることが24日、分かった。同シリーズの平成最後を飾る作品といい、新レギュラーとしてキムラ緑子さんが出演することも発表された。また、同シリーズは、1月に死去した女優の市原悦子さんが2012年からオープニングナレーションを担当しており、今回のスペシャルドラマも市原さんによるナレーションで放送される。東山さんは「市原さんは本当に優しい先輩でした。ぜひ必殺の本編でもご一緒したかったです」とコメントを寄せている。

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 キムラさんは、東山さん演じる主人公の渡辺小五郎の妻・ふく(中越典子さん)の叔母・綾小路てんを演じる。てんは、17年に死去した女優の野際陽子さんが演じた小五郎の義母・こうの妹で、こうから渡辺家の行く末を頼まれていたと上京し、一緒に暮らすことになる役どころとなる。

 キムラさんは「初めて“必殺”の世界に入れていただくことになり、とてもうれしく思っております」と喜びを語り、「(野際さんが演じた)こうの遺志をしっかり継いで、うだつの上がらない小五郎のお尻をたたいていきたいと思っております。“表”の顔の小五郎とのコミカルなやりとりを見て、楽しい気持ちになっていただければうれしいです」と話している。

 「必殺仕事人」は、1972年の「必殺仕掛人」から20年にわたって「必殺」シリーズとして放送された時代劇。2007年に東山さんを主演に迎えて15年ぶりにスペシャルドラマとして復活し、以降、連続ドラマやスペシャルドラマとしてたびたび放送されている。

 スペシャルドラマには、東山さんをはじめ、人気グループ「TOKIO」の松岡昌宏さん、「Hey! Say! JUMP」の知念侑李さん、女優の和久井映見さん、俳優の遠藤憲一さんという“仕事人”キャストが引き続き出演。今回は、貧しくても懸命に生きる若者を食い物にして私腹を肥やす極悪非道な商人が仕事人の敵となる。商人は、ひたすら真面目に働く若者の商才を利用しようとわなを仕掛ける。さらに奉行所に圧力をかけられるほどの権力をもつ黒幕と、小五郎の直接対決も描かれる。

 このほど東山さん、松岡さん、知念さんが撮影の合間に会見。13年目に突入する同シリーズについて東山さんは「13年目と、こんなに長く続くシリーズで、僕ら3人がこの作品に携わる責任というものがさらに大きくなったと思っています。それをしっかりと受け止め、この作品を後世に伝えたいと思います」とコメント。松岡さんは「僕はちょうど平成元年にこの仕事を始めたので30年……。昭和の時代に始まり、平成、そして新しい時代へと続いていく『必殺仕事人』はすごいな、と思います」と話し、知念さんは「5度目の出演なので、僕の演じる“リュウ”をもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と意気込みを語った。

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