上田と女が吠える夜
世界選抜30人女性と大激論!世界から見た日本ってどんな国?
1月7日(水)放送分
WOWOWで生中継されるラグビーの欧州6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」の2月開幕を前に、ラグビー元日本代表の大西将太郎さんと、シックス・ネーションズの戦いを肌で知る宗像サニックスブルースのジェフ・パーリング選手のスペシャル対談がこのほど、行われた。パーリング選手はイングランド代表のロック(LO)として29キャップを持ち、シックス・ネーションズのほか、2015年のワールドカップなどに出場したラガーマンだ。まもなく開幕するシックス・ネーションズについて、また母国イングランドなどについて、大西さんがパーリング選手に話を聞いた。
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大西さん:パーリング選手に伺います。まず、シックス・ネーションズの魅力とは。
パーリング選手:素晴らしい大会だよ。まず、どの試合でも国を挙げてのライバル意識が激突する。特に、私の国、イングランドに対してはどの国も、絶対に倒してやろうと向かってくる。本当にすごい大会。会場も素晴らしい。パリやカーディフ、ダブリン、ローマなど華やかな都のスタジアムでプレーするのは最高だし、スタジアムも素晴らしい。
大西さん:シックス・ネーションズはどの会場の、どの試合も常に満員ですよね。何か思い出に残っている出来事はありますか。
パーリング選手:よく覚えているのは初めてカーディフに行ってウェールズと戦ったとき。ミレニアム・スタジアムの屋根は閉まっていて、ファンの歌声がガンガン反響して、スタジアムはイングランドへの敵意で満ちていた。その中で私たちはボロ負けしたんだ(笑い)。ウェールズのファンはイングランドの負けを熱望していた。サッカーみたいな雰囲気だった。それは多分、イングランド対ウェールズだからだったと思う。それも含めて、ライバル国で試合するのは素晴らしい体験だった。
大西さん:僕も07年ワールドカップの時、あの場所でウェールズ戦を経験しました。
パーリング選手:屋根は閉まっていた?
大西さん:はい、閉まっていました。すごい歓声でした。
パーリング選手:そうだろ(笑い)。あのスタジアムは町の中心にあるから、みんな試合の直前まで周りのパブでビールを飲んでいて、そのままスタジアムに来る。だから余計盛り上がるんだ。最高のスタジアムだ。
大西さん:今年のシックス・ネーションズに向けて、各国の印象を伺います。まず、イングランドが初戦で戦うアイルランドから。
パーリング選手:アイルランドは今、とても強い。まず、イングランドと違って、選手が試合するペースをコントロールできている。彼らはシーズン中、国内リーグの試合がイングランドの選手の半分以下なんだ。だから代表の試合に集中しやすい。いいコンディションで試合に臨めるんだ。もともとアイルランドはいい選手が多いし、ヘッドコーチのジョー・シュミットもいいし、代表戦に備えていい準備をしている。19年の日本でのワールドカップでもすごく面白い存在になるだろうね。
大西さん:ワールドカップで日本はそのアイルランド、スコットランドと同組になります。スコットランドにはどんな印象を持っていますか?
パーリング選手:スコットランドはここ数年、チームがすごく改善されて、プレーがよくなっている。ただ、それがまだ安定していない。ホームで戦う日本の方が有利だと思う。
大西さん:実際にジェフさんが対戦して感じた、スコットランドやアイルランドのチームカルチャーは何かありますか?
パーリング選手:そうだね。まず、スコットランドもアイルランドもウェールズも私たちイングランドが大嫌いなんだ。(スコットランドの)マレーフィールドに行った時は私たちの乗ったバスの前を楽隊が行進していて、会場入りに30分もかかったんだ。きっと会場入りを遅らせ、ウォームアップの時間を減らそうとしたんだと思うな。チームカルチャー自体は、チームの中にいたわけじゃないから分からないけど、どのチームも選手たちは基本的にいい人たちだよ。もちろん、皆イングランドには勝ちたいと思っているけどね。
大西さん:ウェールズは今、世界ランク3位です。
パーリング選手:ウェールズもいいチームだ。秋のテストマッチでは4戦中3勝している。前回のワールドカップでは思ったほど活躍できなかったが、ウェールズを過小評価すべきじゃない。大型チームだし、個々に素晴らしい能力を持った選手が多い。ただ彼らは過小評価された方がやりやすいだろう。
大西さん:15年ワールドカップではパーリング選手のいたイングランドは予選プールでウェールズと対戦しましたね。
パーリング選手:ひどい試合だったよ。我々は12点リードしていて残り時間が20分だった。でも負傷者も多く出て、最終的には負けてしまった。彼らは粘り強かった。自国開催のワールドカップだったし、皆の期待も大きかったから、もっといい試合をしたかったけどね。勝ち試合だっただけに、あれは忘れられない試合だ。
大西さん:フランスについての印象はいかがですか?
パーリング選手:フランスは予測不能だ。すごく強いか、すごく弱いか。この前も、フィジーに負けたばかりだ。別にフィジーが弱いわけじゃなく、彼らも強い時があるけれど、それ以上にフランスには波があるんだ。すごいトライをして勝ったかと思えば、次の試合じゃ全然だめだったりする。
大西さん:イタリアについてはどのように見ていますか?
パーリング選手:イタリアはここ数年、元アイルランド代表のコナー・オシェイがヘッドコーチになって少しずつ強くなっているが、ワールドカップで衝撃を与えるほどではないね。でも、彼らの成長はシックス・ネーションズにとって重要な要素だ。選手たちは皆、温かいローマに行きたがるし、イタリアの選手は情熱的だ。ただ、全部の試合で実力を出し切れていない。スクラムにしても、いい時も悪い時もある。
大西さん:では、パーリング選手の母国であるイングランドについては?
パーリング選手:活躍を期待しているよ。前回のワールドカップでは期待に応えられなかったけど、イングランドにはいい選手がいるし、日本に詳しいコーチもいる。ワールドカップでは多くの選手が前回大会の屈辱を胸に戦うだろうし、決勝トーナメントに進出して活躍するだろう。
大西さん:19年、いよいよ日本でワールドカップが開催されますが、どんな大会になると予想しますか?
パーリング選手:どんなワールドカップになるかって? 日本のファンは最高のラグビーを見られるし、全く違う文化も体験できるから、素晴らしい経験だ。大勢の人が母国の応援に来るから、多くのバーはビールの在庫を増やしているって聞いているよ(笑い)。お互いにとって素晴らしい経験になる。チケットも売れるだろうし、素晴らしいワールドカップになるさ。
大西さん:ワールドカップの年のシックス・ネーションズは普段のシックス・ネーションズと違うのでしょうか。15年はどうでしたか?
パーリング選手:シックス・ネーションズは常に重要だが、ワールドカップイヤーのシックス・ネーションズはより重要だ。ワールドカップ前にトロフィーを獲得すれば、ワールドカップで自信を持って戦える。シックス・ネーションズで何試合か負ければ、コーチも選手も「プランを変えなきゃだめかな?」と思う。だから、自信を持つ意味で重要さがより増す大会になる。
大西さん:半年後にワールドカップがあることを考えると、手の内を隠したいところかな?という気もしますが、それよりも、勝って自信をつけることの方が大事なのでしょうか?
パーリング選手:その通り。勝つためのプレーをして、勝って自信をつけること。それがすべてだね。
**WOWOWでは、シックス・ネーションズ全15試合を2月2日からWOWOWプライム、WOWOWライブで生中継。第1節の開幕戦「フランス対ウェールズ」は、同2日午前4時45分からWOWOWプライムで無料放送する。また、今回の大西さんとパーリング選手のスペシャル対談のパート1がYouTubeのWOWOW公式チャンネルで公開中。パート2、3も後日公開予定。
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2026年01月11日 16:00時点
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