注目ドラマ紹介:「絶対正義」山口紗弥加が正義のモンスターに 白石聖、桜田ひよりら若手も出演

連続ドラマ「絶対正義」の第1話のシーンカット=東海テレビ提供
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連続ドラマ「絶対正義」の第1話のシーンカット=東海テレビ提供

 女優の山口紗弥加さん主演の連続ドラマ「絶対正義」(東海テレビ・フジテレビ系、土曜午後11時40分)が2日、スタートする。読後に“嫌な気分”になる「イヤミス小説」で話題を集める秋吉理香子さんの小説(幻冬舎文庫)が原作。山口さん演じる、法律のみを唯一の価値基準として生きる正義のモンスターで“最恐主婦”の高規範子が、周囲の人間を翻弄(ほんろう)し運命を狂わせていく姿を描く心理サスペンス。

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 範子の高校時代の同級生・西山由美子を美村里江さん、理穂・ウィリアムズを片瀬那奈さん、今村和樹を桜井ユキさん、石森麗香を田中みな実さんが演じる。田中さんは今作で本格女優デビューとなる。高校時代の配役は、範子を白石聖さん、由美子を桜田ひよりさん、理穂を小野莉奈さん、和樹を小向なるさん、麗香を飯田祐真さんの若手女優5人。忍成修吾さん、神尾佑さん、水橋研二さん、厚切りジェイソンさんも出演。映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」などの西浦正記監督が演出を担当する。

 第1話は、高校卒業間近の1月、範子(白石さん)が転校してくる。由美子(桜田さん)は、バスで痴漢されたのを範子に助けられて以来、彼女を慕う。しかし、由美子らは、地味で礼儀正しく普通の子だと思われた範子の本当の素顔に気付いていなかった。やがて、範子は学生の喫煙を温情で見逃した体育教師と警察官を懲戒解雇に追い込み、さらに廃屋で寒さをしのいでいたホームレスを排除するなど、行動がエスカレートしていく。「私、間違ったこと言ってる?」という言葉を度々口にする範子の正義感に、由美子らは違和感を覚える。

 高校卒業から15年。由美子(美村さん)らは、範子(山口さん)と再会。由美子は、夫がリストラで無職になったため、アルバイトを掛け持ちしながら子育てに追われていた。理穂(片瀬さん)は外国人の夫とインターナショナルスクールを経営。和樹(桜井さん)は、大手出版社を退職し、ノンフィクション作家としての成功を目指していた。麗香(田中さん)は子役から女優になり、妻子ある男性と不倫関係にあった。範子との再会が同級生たちを絶望的な破綻へ導く……という展開。

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