岸井ゆきの:「まんぷく」タカが妊婦「不思議な感じ」 「14歳に見える」の裏で「悩んでいました」

NHKの連続テレビ小説「まんぷく」に神部タカ役で出演している岸井ゆきのさん(C)NHK
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NHKの連続テレビ小説「まんぷく」に神部タカ役で出演している岸井ゆきのさん(C)NHK

 女優の安藤サクラさん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」に、ヒロイン・福子(安藤さん)のめいで、香田家の長女・タカ役で出演している岸井ゆきのさん。大好きな神部(瀬戸康史さん)と結婚し、“神部タカ”となったものの、神部は萬平(長谷川博己さん)のことが好きすぎて「全然タカのほうを向いてくれないんです」という不満も。またドラマで妊婦役を演じるのは初めてで「不思議な感じ」とも明かす岸井さんに話を聞いた。

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 ◇14歳は「複雑」な年齢? 「当初は、どうやって演じようかと…」 

 タカは初登場時、14歳だった。「実はこんなに『14歳に見える!』と視聴者の方からの反響をいただけるとは思っていなくて……。当初は、どうやって演じようかと悩んでいました」と告白する岸井さんは、「14歳って人の気持ちを推し量れない幼さもある一方で、段々と思考は大人になっていくというような、いろいろな思いを抱えた複雑な年齢ですよね」と改めて実感したという。

 結婚を経て26歳になったタカ。現在27歳の岸井さんは「(年齢が)自分自身と近づいたこともあって、シンプルに役を考えられるようになってきました」といい、「衣装も髪形も変わったことにとても助けられています。自分だけではなく出演者みんなに変化があって、セットも変わっているので、環境からすんなりと入ることができました」と振り返る。

 また、岸井さんは「14歳のときは明るさと愛嬌(あいきょう)で言えるせりふが多かったのですが、26歳になると人の気持ちを考えられるようになり、自分の言葉で話すことができるようになってきたんだなと感じました」と語り、「家族の問題にも、自分なりに突っ込んでいけるようにもなったりして、タカなりに成長しているなって」と変化を感じている様子だった。

 ◇タカの性格に感心 「心からみんなのことを思って一生懸命にお手伝いできる」

 家族思いで、しっかり者のタカ。「福ちゃんにも同じようなところがあると思うんですが、タカには周囲を明るくさせる愛嬌があり、すごくいいなと思います」としみじみと語る岸井さん。

 「たちばな塩業」時代は、福子や祖母の鈴(松坂慶子さん)のことを手伝うだけでなく、従業員たち(=塩軍団)にとっては癒やしの存在にもなっていた。「『愚痴を言わずに頑張っています』ではなく、心からみんなのことを思って一生懸命にお手伝いできる。そういう時代というのもあると思いますが、我慢して『文句言わずに』ではなく、一直線に『文句なしに』というところがすてきですよね」と感心している。

 神部の変わらない“萬平ファースト”に、夫婦関係がギクシャクすることもあったが、優しい家族に囲まれ、幸せそうであることは変わらないタカ。岸井さんは「これからタカがどうなっていくのか、私自身もすごく楽しみです」と声を弾ませ、「朝ドラの場合、視聴者の方からメッセージが届いて、そこから新しい発見ができたり演技に応用できたりして、役と共に成長していけるのが面白いです。キャラクターたちの成長を一緒に見守っていただければと思っています」とメッセージを送っていた。

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