林遣都:地元・滋賀が舞台の朝ドラ出演で「ワクワク」 ヒロイン戸田恵梨香の幼なじみに

NHK大阪放送局で行われた会見に出席した林遣都さん
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NHK大阪放送局で行われた会見に出席した林遣都さん

 俳優の林遣都さんが21日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で行われた、戸田恵梨香さんが主演する2019年度後期のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「スカーレット」の出演者発表会見に出席した。滋賀・信楽(しがらき)に生きる女性陶芸家の物語で、滋賀県出身の林さんは「信楽焼も小さい頃から身近にありましたし、自分のふるさとの歴史をたどる意味でもワクワクしています」と笑顔を見せた。林さんは戸田さんが演じる川原喜美子の幼なじみ、大野信作を演じる。

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 2016年度に放送された朝ドラ「べっぴんさん」に出演していた林さんは「(朝ドラは)ほかにはない現場の雰囲気が大好きで、また参加できてうれしい」とにっこり。前回は物語の途中で登場する役どころだったために「“家族”ができあがっている(出演者の)関係性がうらやましかった」と振り返り、「今回はみなさんと長期間過ごすのが楽しみです」と語った。

 また信楽焼を作る滋賀県甲賀市でのロケも予定されていることから、「滋賀の魅力をたくさんお伝えできたら。食べ物もおいしいですし、お酒もおいしいですし、琵琶湖はきれいですし……。今からおいしいお店のリサーチを始めたいと思います」とちゃめっ気たっぷりにコメント。会見に出席した共演者から「観光大使だね」と声が飛んでいた。

 「スカーレット」は101作目の朝ドラ。人気ドラマ「ホタルノヒカリ」シリーズなどで知られる水橋文美江さんが脚本を手がける。戸田さん扮(ふん)する喜美子は大阪で1937(昭和12)年に生まれた3人姉妹の長女で、9歳で滋賀県の信楽に移り、働き者の女の子として幼い頃から一家を支える。地元の信楽焼に触れて育ち、やがて男性ばかりの陶芸の世界で女性陶芸家の草分けとして歩み始める。2児の母となる一方で、愛情を込めて多くの弟子たちを育てていく。

 この日はほかに、喜美子の父、常治役の北村一輝さん、母、マツ役の富田靖子さん、上の妹、直子役の桜庭ななみさん、下の妹、百合子役の福田麻由子さん、喜美子の幼なじみ、熊谷照子役の大島優子さん、謎の旅人・草間宗一郎役の佐藤隆太さん、川原家の隣人・大野陽子役の財前直見さん、新聞記者・庵堂ちや子役の水野美紀さん、医学生・酒田圭介役の溝端淳平さんが発表され、戸田さん、林さんとともに会見に出席した。溝端さんは会見を欠席した。なお、戸田さんと北村さん、大島さんはドラマや映画で人気を博した「SPEC」で共演している。

 放送は9月30日~2020年3月を予定。4月にクランクインを予定している。

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