いだてん:第9回視聴率は9.7%とやや回復 17日間にも及ぶ長旅に四三は…

2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で主演を務める中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん
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2019年のNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」で主演を務める中村勘九郎さん(左)と阿部サダヲさん

 宮藤官九郎さんが脚本を手がける2019年のNHKの大河ドラマいだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第9回「さらばシベリア鉄道」が3日に放送され、平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)だった。番組ワーストだった前週第8回の9.3%から0.4ポイント回復した。

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 「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。

 第9回「さらばシベリア鉄道」は、1912(明治45)年5月、決戦の地・ストックホルムに向け出発した四三(勘九郎さん)と弥彦(生田斗真さん)は、シベリア鉄道を使って、大陸を西へと向かう。しかし、17日間にも及ぶ長旅は四三を疲弊させる。一方、孝蔵(森山未來さん)は、師匠・円喬(松尾スズキさん)に「朝太」という名を授かり、噺(はなし)家デビューに歩み出す……という展開だった。

 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。

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