中条あやみ:「アナザースカイ」MC卒業 歴代最長2年半…最後は今田耕司と韓国へ

紀行バラエティー番組「another sky-アナザースカイ-」のMCを卒業する中条あやみさん(右)=日本テレビ提供
1 / 1
紀行バラエティー番組「another sky-アナザースカイ-」のMCを卒業する中条あやみさん(右)=日本テレビ提供

 女優の中条あやみさんが、3月で紀行バラエティー番組「another sky-アナザースカイ-」(日本テレビ系、金曜午後11時)のMCを卒業することが8日、分かった。中条さんは2016年10月7日の放送から、番組史上最年少で5代目MCに抜てき。今田耕司さんと組んだMC陣として、歴代最長となる約2年半にわたってMCを務めた。

あなたにオススメ

 中条さんが卒業する29日の放送は、中条さんと今田さんが韓国を訪れ、現地を堪能する。中条さんが当番組で海外に行くのは、MC就任前にゲスト出演した、16年8月5日の放送でイギリス以来となる。

 中条さんのコメントは以下の通り。

 ――「卒業」される今の率直なお気持ちを教えてください。

 来週もスタジオに行ってしまうんじゃないかなってくらい実感がなく……(笑い)。私にとって「アナザースカイ」はそれぐらい日常になっていた番組でしたし、2年半、多くの方々のお話を聞くことができたのはとても貴重な経験となりました。今田さんはじめ、スタッフさんも皆さんが優しくて、こんなに温かい現場ってめったにないんじゃないかなと思うので、すごくさみしい気持ちもありますが、今後はいち視聴者として「アナザースカイ」を楽しみにしています。

 ――2年半、全121回のアナザースカイを見てこられましたが、印象的だった回を教えてください。

 俳優さん、モデルさんももちろん、普段見ることができない表情を見られるのはすごく貴重な体験でしたが、スポーツ選手や、編集者の方など、普段お会いする機会のない方々とお話できるのはとても刺激的でした。中でも、伊達公子さんの回は記憶に残っています。一度現役を引退したにもかかわらず、復帰し、挑戦し、そして多くの人に愛されて……そこまで至るのには並大抵の努力じゃ不可能だと思うので……。私も伊達さんみたいに強い女性になりたいと感じました。

 また、「dancyu」編集長の植野さんがスペインですごくおいしそうなご飯を食べていたのを見て、純粋に私も行きたくなりました(笑い)。なのでぜひスペインに行ってみたいですね。

 ――番組を通じて感じたこと、学んだことを教えてください。

 もともと人と話すのが得意ではなかったので、当初はすごく不安だったのですが、今田さんに「僕がフォローするから大丈夫」と言っていただいて、そこからは気負わずに楽しくMCを務めさせていただきました。今田さんは本当に優しくて、お父さんみたいに感じていて……(笑い)。回を重ねるごとに笑うタイミングやリアクションのタイミングがシンクロしていくようになって、そういったファミリー感を感じることができたのもすごく大切な思い出です。

 MCになりたてのころは、それこそ10代でしたし、自分がどんな人間なのか、自分は何がしたいのか、自身のことについて考えたり結論を出したりすることはできなかったのですが、2年半で多く方々の話を聞くうちに、「私はこれがしたかったんだ」「私はこういうことが好きで、こういうことが苦手なんだ」と、人の考え方を通して自分自身を見つめることができました。

 ――最後に、今後の自身の活動への意気込み、視聴者へのメッセージをお願いします。

 「アナザースカイ」で学んだ多くのことを糧にして、今後ともモデル、女優業に励みたいと思いますし、何よりお世話になった「アナザースカイ」のスタッフの方々に、「中条あやみと仕事してたんだよ」と自慢してもらえるような誇らしい大人になれたらいいなと思っています。

 いつかまたゲストとして出演させていただきたいですし、これまで「アナザースカイ」を見てくださった方々に成長した姿を見せられるよう、これからも頑張っていきますので、これからも「アナザースカイ」と併せて応援をお願いいたします。

テレビ 最新記事