アルプスの少女ハイジ:ハイジ役・杉山佳寿子が明かすオーディション秘話 「風邪気味だったことが…」

高畑勲監督の作品の上映会とトークショー「高畑勲追悼企画(1)-『高畑勲のリアル』を考える-『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』」の様子
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高畑勲監督の作品の上映会とトークショー「高畑勲追悼企画(1)-『高畑勲のリアル』を考える-『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』」の様子

 故・高畑勲監督の作品の上映会とトークショー「高畑勲追悼企画(1)-『高畑勲のリアル』を考える-『アルプスの少女ハイジ』『母をたずねて三千里』『赤毛のアン』」が9日、池袋シネマ・ロサ(東京都豊島区)で開催された。「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」のキャラクターデザイン、作画監督として知られる小田部羊一さん、ハイジ役の杉山佳寿子さんらが登場。杉山さんは、ハイジ役のオーディションについて「オーディションのとき、風邪気味だったんです。高い声が出なくて、ハスキーな低めの声になった。それが普通の女の子みたいでいいということだったみたいです」と明かした。

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 この日は「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」の第1話が上映され、小田部さんは、高畑監督や宮崎駿監督の映像の細部のこだわりについて「『アルプスの少女ハイジ』は、海外旅行に行ける時代じゃないとき、ロケハンさせてもらった。山小屋のドアが内に開くのか、外に開くのかなど実際に見たことを取り入れていった。こうだといいな……と思ったことを想像して描いているところもあります」と話した。

 トークショーは、国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2019(TAAF2019)」の一環として開催。TAAFは、アニメ文化と産業の振興や新たな人材の発掘、育成を目的に2014年から開催されており、今年で6回目。11日まで。

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