砂の器:きょう放送 “刑事”東山紀之VS“天才作曲家”セクゾ中島健人 ピアノ演奏シーンも

フジテレビの開局60周年スペシャルドラマ「砂の器」のワンシーン(C)フジテレビ
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フジテレビの開局60周年スペシャルドラマ「砂の器」のワンシーン(C)フジテレビ

 俳優の東山紀之さんが主演を務めるフジテレビのスペシャルドラマ「砂の器」が28日、放送される。ドラマは松本清張の不朽の名作を、2019年の現代を舞台に全く新しい解釈で映像化。東山さん扮(ふん)するベテラン刑事の今西栄太郎と、「Sexy Zone」の中島健人さん演じる天才作曲家の和賀英良の“息詰まる心理戦”が展開され、劇中には中島さんがピアノの演奏を披露するシーンも登場する。

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 今西刑事とバディーを組む若手刑事の吉村弘は野村周平さん、和賀の婚約者・佐知子は桜井日奈子さん、佐知子の父で大臣の田所重喜は北大路欣也さん、和賀が殺害した三木謙一は高嶋政伸さん、和賀の愛人でバーテンダーの成瀬梨絵子は土屋太鳳さん、和賀の父・本浦千代吉は柄本明さんが演じ、泉ピン子さん、黒木瞳さんらも出演する。

 18年10月、ハロウィーンで盛り上がる渋谷の人目につかない場所で身元不明の中年男性の遺体が発見される。渋谷西署に捜査本部が設置され、今西刑事(東山さん)も加わることに。現場付近では、血の付いた白いシャツを着た青年ともう1人の男が目撃されていた。1人が東北なまりで「カメダは相変わらずだ」という言葉を発していたという。今西刑事は、若手刑事の吉村(野村さん)とバディーを組み捜査を開始する。

 犯人は、天才作曲家の和賀(中島さん)だった。婚約者の佐知子(桜井さん)と、その父で現役の大臣・田所(北大路さん)と楽しい時間を過ごしながら、自分は捕まるはずがないと確信していた。事件当夜、和賀は現場付近に住む梨絵子(土屋さん)のマンションでかくまってもらっていた。

 今西は言語学者を訪ね、出雲地方の一部にも東北と同じなまり方をする地域があり、そこに「亀嵩(かめだけ)」という地名を発見。島根県警に問い合わせると、被害者が三木謙一(高嶋さん)と判明する。

 やがて、新聞に掲載されていた「列車の窓から紙吹雪をまく女」のコラムを読んだ今西は、それが犯人のシャツなのではと推測。“紙吹雪”がまかれた場所に向かい、血痕が付いた布を発見する。同じ頃、和賀は新曲「宿命」の作曲に励んでいた。そんな矢先、今西は和賀と三木のある“接点”を見つけ、和賀の父である千代吉(柄本さん)の存在にたどり着き……というストーリー。

 スペシャルドラマ「砂の器」は、28日午後7時57分から放送。

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