女優の広瀬すずさんが主演を務める100作目のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」が1日にスタート。開始約1分でヒロインのなつ(広瀬さん)の回想シーンとしてアニメーションが挿入され、SNSでは「いきなりアニメーション!」「すごい、朝ドラでアニメ!」「アニメが入るの斬新」「アニメ挟むとか斬新」「アニメの回想表現ヤバい」といった声が上がった。
ウナギノボリ
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この日放送された第1回は、アニメシーンからそのまま朝ドラでは初となる全編アニメーションで描かれたオープニング(OP)が流れるという展開で、「アニメに次ぐアニメ」「斬新! アニメの多用の朝ドラ!」「ヒロイン本人が実写で出ないというのが新鮮」と視聴者は反応。さらにタイトルバックの絵柄に対しては「かわいい!」「世界名作劇場みたい」「ハイジかよ!?」「めっちゃジブリ感」「ジブリ…ていうかハウス名作劇場… いやジブリ…」といった反響があった。
タイトルバックは、1996年生まれの若手アニメーター・刈谷仁美さんがキャラクターデザイン・演出・原画を担当。1987年から2014年までスタジオジブリに在籍し、「となりのトトロ」以降、「魔女の宅急便」「千と千尋の神隠し」「思い出のマーニー」などジブリ作品の動画チェックを数多く手がけた舘野仁美さんがプロデュースした。
また制作には舘野さんが代表を務めるササユリに加え、東映アニメーションも名を連ねていて、今後もさまざまなアニメ表現がドラマの中で見られそうだ。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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