女優の広瀬すずさんが主演を務める100作目のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第2回が2日に放送され、平均視聴率は20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。前日の第1回でマークした22.8%から1.9ポイントダウンしたものの、20%の大台をキープした。
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2日の第2回では、戦争で両親を失った9歳のなつ(粟野咲莉ちゃん)が、剛男(藤木直人さん)に引き取られ北海道・十勝にやってきた。剛男の説得で妻の富士子(松嶋菜々子さん)は、なつを受け入れることを決意。そんな中、なつは「なんでもするので、働かせてほしい」と願い出る。富士子の父で、北海道の開拓者である泰樹(草刈正雄さん)は、意外な反応を見せて……という展開だった。
この日は、1961~62年に放送された第1作の朝ドラ「娘と私」でヒロインを務めた北林早苗さんが登場した。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に一人引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人・山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリーが展開する。全156回を予定。
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