なつぞら:視聴率23.1%で番組最高更新 広瀬すず主演100作目朝ドラ

NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん
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NHKの連続テレビ小説「なつぞら」主演の広瀬すずさん

 女優の広瀬すずさんが主演を務める100作目のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第9回が10日に放送され、平均視聴率は23.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録。3日の第3回でマークした23.0%を上回り、番組最高を更新した。

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 10日の第9回では、同級生の天陽(荒井雄斗さん)の前で「家族を待っている」と強がったなつ(粟野咲莉ちゃん)だったが、一人河原に残され、父の形見である手紙を読み始めると、寂しさや悲しさ、怒りが込み上げてきて……という展開。ドラマの語りを担当しているお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんの“正体”が、なつの父親だったことが、手紙の朗読によって明らかにされた。

 「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びるものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎(さいたろう)、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男(藤木直人さん)に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。

 高校卒業後は上京して、当時、「漫画映画」と呼ばれ、草創期を迎えていたアニメ業界に飛び込む。画家志望の友人、山田天陽(てんよう)から、手ほどきを受けたデッサンの腕前を生かし、自然の中での生活で磨かれたみずみずしい感性を発揮していく……というストーリー。全156回を予定。

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