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福原遥:ギャップ力で魅了 イメージ覆す“覚醒”に「鳥肌モノ」の声

映画 芸能
「映画 賭ケグルイ」に出演している福原遥さん (C)2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・「映画 賭ケグルイ」製作委員会

 2009~13年に放送された番組「クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!」(NHK・Eテレ)で“まいんちゃん”として人気を博した福原遥さんが、これまでの可憐(かれん)なイメージを覆す役柄にトライして女優として覚醒している。公開中の「映画 賭ケグルイ」(英勉=はなぶさ・つとむ=監督)では狂気をにじませる女性を熱演。SNS上でも「福原遥ちゃんの演技力ヤバすぎ。本当に鳥肌たった」「まいんちゃんの演技力がえぐい」「まいんちゃんの迫力にゾクゾクした。鳥肌モノ」「今までの雰囲気と違う役柄、最高!」と話題になっている。

 ◇映画冒頭から圧倒的な存在感 次第に増す狂気…共演者も絶賛

 「映画 賭ケグルイ」は、マンガ誌「月刊ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス)で2014年3月から連載中の河本ほむらさん作、尚村透さん画のマンガを連続ドラマに続き、実写映画化したもの。生徒会長(池田エライザさん)と蛇喰夢子(浜辺美波さん)との勝負に期待が高まる中、学園内では“非ギャンブル、生徒会への不服従”を掲げる白装束集団「ヴィレッジ」が台頭。夢子、生徒会、ヴィレッジによる三つどもえ戦が幕を上げる……というストーリー。福原さんはヴィレッジ幹部の歩火樹絵里(あるきび・じゅえり)を演じている。

 歩火は、白装束と黒のショートブーツ姿で、生徒会への静かな怒りを漂わせている女性で、荒ぶる生徒たちを一言でピシャリと黙らせてしまうような威厳もある。次第に狂気を増していく歩火だが、ピュアさと不安定さの入り交じる彼女の内面を福原さんが見事に体現しており、今作の初日舞台あいさつに登壇した浜辺さんも「パンチの効いたキャラクターになっていった。怖かったくらい、(福原さんが)ひょう変していた」、高杉真宙さんも「怖かった」と福原さんの演技を絶賛し、劇場版の見どころの一つとして、歩火のシーンを挙げるほど。SNS上でも「まいんちゃんヤバい」という、歩火役としては最高の褒め言葉とも思えるコメントが数多く見られた。

 ◇女優としての最大の武器は“ギャップ力” 新たな挑戦にもひるまず…

 泣く、叫ぶ、困惑するなど、大胆な表情オンパレードの歩火役を通して実感する福原さんの女優としての最大の武器は、吸引力のある大きな瞳と、透き通るような声、そして、“ギャップ力”だ。3月まで放送された連続ドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」(日本テレビ系)でも、ダークさを秘めた役柄に挑み、クラスメートに声を荒らげて詰め寄ったり、他人を陥れようとしたりと、“敵に回すと一番厄介”な女子高生役で新境地を切り開いた。

 “まいんちゃん”として親しまれ、バラエティー番組などで見せる素顔もほんわかとした可愛らしいイメージのある福原さんだけに、「3年A組」や「映画 賭ケグルイ」などで演じた陰のある役どころは、見る者に大きな刺激を与える。そのギャップに魅了された人も多いだろう。

 「映画 賭ケグルイ」の歩火役ほど振り幅のある役柄は初めてだったようで、福原さん自身も「最初、お芝居をするときは怖かった」と今作の初日舞台あいさつで告白している。しかしながら、「シーズン1を視聴者として楽しんでいたので、現場に行って感動がすごかった。同じ世界に立って、役としてちゃんと皆さんとお芝居をしたいなと思った。途中からは緊張や恐怖もなく、楽しんでできた」と堂々と語るなど、新たな挑戦にもひるまない覚悟を感じさせるのも頼もしい。

 メガホンをとった英監督は若手キャストの演出には定評があり、今作に出演した俳優たちもインタビューで「英監督は『もっと飛べる。飛んじゃいな』という力を注いでくれる」と明かしており、「賭ケグルイ」は“限界を超えられる”現場だという。福原さんも20歳という大人の女優への旅立ちに、英監督と出会えたことは大きな糧となったはず。令和を代表する女優として、さらなる飛躍を期待したい。(成田おり枝/フリーライター)

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