宮藤官九郎さんが脚本を手がけるNHKの大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第19回「箱根駅伝」が19日に放送され、森山未來さん演じる金原亭馬生と古今亭志ん朝が登場し、視聴者に衝撃を与えた。
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普段は若き日の志ん生こと美濃部孝蔵役と語りを担当している森山さんだが、同回では志ん生の長男の清(金原亭馬生)、次男の強次(古今亭志ん朝)を新たに演じ分け。SNSでは「森山未來すごすぎ。1人三役に語り」「森山未來、鳥肌たったわ…!」「金原亭馬生だ! 古今亭志ん朝だ! うまい、うますぎる!」「しかし森山未來って何者よ? すごすぎない? もっと見たかった」「こんな森山未來の天才っぷり見られるなんて感謝しかないよ」といった絶賛コメントが並んだ。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、86年の「いのち」以来33年ぶり。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三(かなくり・しそう)、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治(たばた・まさじ)を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつなぐ。
第19回では、フランスから治五郎(役所広司さん)の元に届いた手紙には、ストックホルムから8年ぶりにアントワープオリンピックが開催されるというニュースが書かれていた。新しい「箱根駅伝」の構想に力を注ぐ四三(勘九郎さん)だったが、やはりオリンピック開催こそ待ち望んだもの。遠い熊本で離れて子育てに励むスヤ(綾瀬はるかさん)を訪ね、次こそ金メダルをとって引退し、家族と暮らす約束をするが……という展開だった。
大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は全47回。NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。
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