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西島秀俊:「空母いぶき」は「日本ならではの作品」

映画
取材に応じた西島秀俊さん

 かわぐちかいじさんのマンガが原作の映画「空母いぶき」(若松節朗監督)が24日に公開された。架空の航空機搭載型護衛艦「いぶき」の艦長・秋津竜太を演じ、「日本ならではの作品」と語る主演の西島秀俊さんに、撮影について話を聞いた。

 ◇終盤の甲板シーンで「本当の思いを吐露」

 映画は、「いぶき」を舞台に、国籍不明の軍事勢力から襲撃を受けた非常事態下の日本において、それぞれのやり方で平和を守ろうとする人々の熱い戦いを描いた。

 領土が占領され、現場海域へと向かった「いぶき」は敵潜水艦からの突然のミサイル攻撃を受ける。さらに針路上には敵の空母艦隊までもが姿を現し、想定を超えた戦闘状態に突入していく……という息もつかせぬ展開と壮大なスケールの作品で、撮影は、常にピリピリとした良い緊張感の中で行われたという。

 特に印象に残っているシーンは、との質問に「(終盤の)甲板のシーンですね」と、少し悩みながら答えた西島さん。「この映画の中で一番の危機。全員の葛藤のピークが来る。僕自身の役も本当の思いを吐露するシーンでもあります」と語った。

 このシーンの撮影は午前3、4時ごろに行われた。同席した若松監督は「本当に寒い日で、水に濡れてブルブル震える相手に(秋津が)やさしく声をかける。最高です!」と西島さんの演技を絶賛した。

 ◇日本ならではの理由は…

 劇中には、航空自衛隊出身の秋津を補佐する、海上自衛隊生え抜きで「いぶき」の副長・新波歳也や、群司令の湧井継治ら個性豊かな自衛官が登場する。中でも新波を演じた佐々木蔵之介さんと湧井を演じた藤竜也さんとのシーンについて、西島さんは「秋津は群司令を尊敬していて、新波は(ぶつかっているようだけど)同期で誰よりも信頼している。3人とも演じてみて、台本以上に関係が膨らんだと思っていると思う」と手応えを感じたようだ。

 今回の作品を「日本ならではの作品」と表現した西島さん。「他の国の映画であれば、相手を撃墜したら『ワー!』と(声を上げて)盛り上がる。でも、専守防衛の日本の自衛官たちは(自分たちが)撃墜したことに衝撃を受けてシーンとなってしまう」と繊細な心の動きを丁寧に演じたと語った。

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