大坂なおみ：ランキング1位も気負いなし「自分の試合をしてホテルに戻るだけ」　全仏意気込み語る

　プロテニスのグランドスラム（四大大会）のシーズン第2戦となる「全仏オープンテニス」が仏パリで開幕。大会第3日には、第1シードとして女子シングルスに臨む大坂なおみ選手が登場し、1回戦は世界ランキング90位のアンナ カロリーナ・シュミドローバ選手（スロバキア）と対戦する。2018年「全米オープン」、2019年「全豪オープンテニス」と優勝を決め、グランドスラム3大会連続優勝に期待がかかる大坂選手が今大会への意気込みを語った。

ウナギノボリ

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　－－18年全米や19年全豪では、優勝できると思いながら大会に入りましたか？　また今年の全仏でもそれができる気がしていますか？

　全米では「ノー」でした（笑い）。全米の時は、その前に3連敗していたことが大きな理由です。正直言って、いいプレーをしたかっただけ。準々決勝まで行けるかなって。ただ楽しみたかった（笑い）。でも、優勝してしまいました。

　全豪ではゴールが優勝って感じでした。毎日、そのことを考えながら起きていました。なので全豪での私の心構えは、全米とはかなり違っていました。ここ（全仏）では全豪と同じ心構えを持とうとしています。ここで、「準々決勝まで行きたい」とは思いたくない。全仏ではまだ、そこ（準々決勝）まで行ったことはないけど、私のゴールは優勝です。もちろん。

　－－全仏への意気込みをお願いします。

　グランドスラムなので、もちろんとてもワクワクしています。

　－－全仏のクレーの印象はいかがでしょうか？

　私もやはり他とは少し違うと思います。少し速いんじゃないかと思うけど、私には合っているから、楽しみです。

　－－1回戦のシュミドローバ選手についてはいかがですか？

　彼女がどんなプレーをするかは、まだよく分からないけれど、背が高いことは分かっているので、いいサーブとパワーがあると思います。

　－－ナンバー1ってどんな気分ですか？　すごく良くやったって思う感じですか？

　いいえ。私にとって、あまりそう感じることはないです。感じるのは、ドローのトップに自分の名前があるのを見た時だけ。私にとっては、自分の試合をして、ホテルに戻るだけで、ナンバー1のランキングについて考える必要があることは、他にほとんどないですね

　＊……WOWOWでは大会の模様を6月9日まで連日生中継。大会第3日は、5月28日午後5時50分からWOWOWライブで、男子シングルス1回戦「西岡良仁選手対マッケンジー・マクドナルド」、女子シングルス1回戦「大坂なおみ選手対アンナ カロリーナ・シュミドローバ選手」、同日深夜0時からは女子シングルス1回戦「シモナ・ハレプ選手対アイラ・トムヤノビッチ選手」、男子シングルス1回戦「ダニエル太郎選手対ガエル・モンフィス選手」を生中継する。