前田敦子:「世界ふしぎ発見!」で解答者に初挑戦 「ミステリーハンターは憧れの存在」

6月15日放送のクイズ番組「世界ふしぎ発見!」に出演する(後列左から)前田敦子さん、草野仁さん、染谷将太さん、(前列)黒柳徹子さん(C)TBS
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6月15日放送のクイズ番組「世界ふしぎ発見!」に出演する(後列左から)前田敦子さん、草野仁さん、染谷将太さん、(前列)黒柳徹子さん(C)TBS

 女優の前田敦子さんが、6月15日放送の長寿クイズ番組「世界ふしぎ発見!」(TBS系、土曜午後9時)に出演し、スタジオ解答者に初挑戦することが13日、わかった。前田さんは、「家族と一緒に見ていた『世界ふしぎ発見!』のスタジオにいられるなんて、とても不思議な感覚でした。クイズの解答を考えている自分と、それを客観的に見ている自分がいるような感覚です。世界各地でいろいろな経験ができるミステリーハンターは子どものころから憧れの存在でした」と話している。

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 映画「旅のおわり世界のはじまり」(6月14日公開)で主演を務め、テレビリポーター役を演じている前田さん。今回、映画で共演する染谷将太さんも解答者としてスタジオに登場する。染谷さんは2度目の解答者席となる。

 映画の舞台はウズベキスタンで、2018年5~6月に現地で撮影が行われた。前田さんは、「映画で演じたリポーターは、ミステリーハンターのような仕事なので、ミステリーハンターを疑似体験するような撮影でした。映画のロケのために初めてウズベキスタンを訪れましたが、びっくりするくらいいい所でした」と振り返った。

 番組では、ウズベキスタンの首都・タシケントにあるナボイ劇場の建設に、日本人が深く関わっていたことを紹介。第二次世界大戦後ソ連軍の捕虜となって連行された元日本軍兵士たちが携わっており、頑丈に作られた劇場は、1966年にタシケントを襲った大地震の際には、避難所として使われた。ウズベキスタンの人々にとっては、日本との友好の象徴のような存在だという。

 番組スタッフが、劇場建設に従事していた人物を探していたところ、94歳の新家苞(にいのみ・しげる)さんを発見。スタッフが新家さんのもとを訪ね、話を聞くと、当時ウズベキスタンでは現地の人々と日本人は仲が良く助け合っていたという。さらに、新家さんは 「『世界ふしぎ発見!』と言えば、黒柳徹子さんが出ているね」と続け、黒柳さんの父・黒柳守綱さんと引き揚げ船で会ったことがあると告白した。

 スタジオにいる黒柳さんに向けて、新家さんは「昭和24年11月22日ごろ。高砂丸で帰ったときに、お宅のお父さんにお目にかかったということで、あいさつさせてもらいます」と声をかけた。黒柳さんは、「江戸っ子気質だった父は多くを語る人ではなかったので、このエピソードは初めて知りましたが、戦地から引き揚げるとき、多くの方々に助けていただいたのだと思います。この方にもお世話になったのではないかと思います。そのような方がいらしたことを『世界ふしぎ発見!』の放送を通して知ることができて、とてもありがたいです」とコメント。思いがけない出会いに、スタジオには静かな感動が広がっていたという。

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