わたし、定時で帰ります。:いよいよ最終回 すでに「種田ロス」の声も… 向井理演じる種田を振り返る

連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS
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連続ドラマ「わたし、定時で帰ります。」に出演する向井理さん(C)TBS

 女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系、火曜午後10時)が、18日の放送で最終回を迎える。主人公・東山結衣(吉高さん)の元婚約者で、俳優の向井理さん(37)演じる種田晃太郎は、ドラマが放送されるたび、ツイッターで「種田さん」がトレンド入りするほど話題を集めてきており、早くも「種田ロス」の声があがっている。ドラマを手がける新井順子プロデューサーは、「晃太郎の甘くなりすぎず、冷たくなりすぎずの程よいテンションがちょうどよかったと思います」と話す。「ただただカッコイイ」「キュンとする」といった声があがる種田のエピソードをまとめた。

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 ◇「“かっこいい向井理”は求めていません」

 向井さん演じる種田は、かつて結衣と結婚の約束をしていたが、仕事優先の姿勢からすれ違いが続き、破談した。仕事に集中しすぎると周りが見えなくなるワーカホリック体質だが、会社内でも随一のデキる男という役どころだ。

 「ちょっと服がダサいという設定」で、Tシャツにパーカなどの服装が多いが、「爽やかな色気がすごくイイ」といった声があがっている。新井さんは、「オファーをするときに、『今回“かっこいい向井理”は求めていません』というような話をマネジャーさんにしていたので、そこはご本人も意識してくださっているかもしれません」と話す。見た目の部分では、髪形は「あえてセットせず、たまに無精ヒゲを生やしている」と明かす。

 第4話では、口にクリームをつけながらカップケーキを頬張る姿も登場し「可愛すぎ」と話題を集めた。劇中では、向井さんが“食べる”場面もたびたび登場してきたが、新井さんは「現場スタッフからも好評で、ガツガツ食べている姿は男らしい印象も出ると思いますし、そこは晃太郎の性格にも合っているので、食べているシーンは入れるようにしています」と明かす。

 ◇向井理、種田との共通点は?

 第5話では、結衣と種田が、セクハラ・パワハラ疑惑のあるクライアントに対して、一芝居打つ場面があり、SNSでは「種田さんと結衣ちゃんのナイスコンビネーション!」といった声もあがった。向井さんと吉高さんについて、新井さんは「読み合わせ、顔合わせの後の本読みの時点で、結衣との二人の空気感もすでにできあがっていた感じがあったので安心しました」と振り返る。

 これまでにさりげなく後輩をフォローする姿が幾度となく描かれてきており、「理想の上司」の呼び声が高い種田。新井さんは、「さりげない優しさが感じられる部分は、ご本人の持っている優しさや魅力からにじみ出てきていると思います。さらっとフォローしてくれたり、周りをよく見ている様子はご本人と近いのでは? と感じます」と向井さんの印象を話す。

 吉高さんも、向井さんについて、「一緒にやっていて安心するというか、ちょっと頼り過ぎちゃったかなというところもある」と話す。「初めてお会いするし、ゼロからスタートだったんですけど、どしっと構えてくれて、堂々としていて。あまり緊張しないタイプみたいで、緊張がうつるということがまずない」と明かしながら、「冷静そうに見えて、実は熱いものがある人だったりして面白いです。すごくいろんな引き出しを持っている人」と語る。

 ◇最終回で、結衣と種田の関係は…

 第7話では、酔っ払った種田が「(結衣を)今でも好きですよ」と言い、結衣から「ほんと、何言ってるの? 酔ってるよね? 何杯飲んだか覚えてる?」と聞かれると、「えーっと……分かんない」と言いながら、その場に倒れ込み、寝てしまうという展開で、向井さんは寝顔も披露。第8話では、巧(中丸雄一さん)とけんかをして、行きつけの中華料理店で酔い潰れてしまった結衣を、おんぶして会社まで連れて行き、ソファに寝かせる場面があった。ソファで寝ている結衣に触れようとした種田が手を引っ込める描写もあった。

 第9話のラストシーンは、巧が結衣に「結衣ちゃんとは結婚できない」と伝える場面で終了。新井さんとともにドラマを手がけた八尾香澄プロデューサーは、「仕事においても結衣のプライベートにおいても、きちんと最後まで描いたつもりなので、満足はしていただけるかと思います」と話す。結衣の決断を見守りたい。

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