小野賢章:木村多江主演NHKドラマで“声の出演” マンガパートで主人公の父役

「お父さんと私の“シベリア抑留”-『凍りの掌』が描く戦争-」に声で出演する小野賢章さん=NHK提供
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「お父さんと私の“シベリア抑留”-『凍りの掌』が描く戦争-」に声で出演する小野賢章さん=NHK提供

 声優の小野賢章さんが、女優の木村多江さん主演で8月にNHK・BSプレミアムで放送されるドラマ「お父さんと私の“シベリア抑留”-『凍りの掌』が描く戦争-」に声で出演することが6月19日、分かった。小野さんはマンガパートで、マンガ家のおざわゆきさんがモデルとなる主人公の父・昌一の声を担当する。

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 「お父さんと私の“シベリア抑留”」は、1人の女性マンガ家が、父親が戦後に体験した「シベリア抑留」について作品にしようと決意し、悪戦苦闘しながらも完成させていく日々を描く。主人公のモデルとなるのは、「日本漫画家協会賞コミック部門大賞」や「文化庁メディア芸術祭 漫画部門新人賞」を受賞した「凍りの掌(こおりのて)」の著者・おざわゆきさん。その「凍りの掌」を随所に織り交ぜながら進行させていく、新感覚のドラマとなる。

 おざわゆき役を木村さんが務め、主人公の父・昌一役に古谷一行さん、夫の博光役に小手伸也さんを起用。

 主演の木村さんは「おざわゆきさんがお父様への取材を通じてシベリア抑留を体験していったように、私も演じながら怖くなったり、心が凍るような気持ちになったりして、シベリア抑留を体感していきたいと思っています。 そして、番組をご覧いただく皆さんに、その温度をお届けできたらと考えています。おやつが食べられるとか寒い中で暖が取れるとか、何気ない日常の中に実は小さな幸せがいっぱい詰まっていること、そうした平和というものを改めて実感できる番組にできたらいいなとも思っています」とコメントしている。

 ドラマはNHK・BSプレミアムで8月10日午後9時~同59分に放送される。

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