石黒賢:伊達公子とウィンブルドンテニスを語る 「神様の贈り物みたいな瞬間が…」

「ウィンブルドンテニス」でWOWOWの生中継番組のスペシャルナビゲーターを務める石黒賢さん
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「ウィンブルドンテニス」でWOWOWの生中継番組のスペシャルナビゲーターを務める石黒賢さん

 7月1日(日本時間)に開幕する「ウィンブルドンテニス」でWOWOWの生中継番組のスペシャルナビゲーターを務める俳優の石黒賢さんが6月20日、東京都内で番組収録後に、元プロテニスプレーヤーでWOWOWテニスアンバサダーを務める伊達公子さんと取材に応じた。石黒さんは、ロジャー・フェデラー選手(スイス)、ラファエル・ナダル選手(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)ら“ビッグ3”の対抗馬を聞かれ、「(フアン・マルティン・)デル・ポトロ選手(アルゼンチン)には期待しているのですが、先日ちょっと膝をやってしまったので。ウィンブルドンは経験値の高い人が有利だというのが持論。だからイレギュラーに対してもアジャストできる人が、最後に勝ってきている。対抗馬は……極めて難しい」とテニス経験者らしい目線で分析した。

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 スペシャルナビゲーターを務めるのは12回目という石黒さんは、ウィンブルドンならではの魅力を、「プレーヤーが一番取りたいタイトルにウィンブルドンと答える人が非常に多く、僕も少なからずやっていた時期があったので、ウィンブルドンに対してはちょっと(他の大会とは)違うものを抱いている」と切り出し、「お客さんがテニスを愛していて、テニスを理解し、選手に対してのリスペクトがものすごくある。大会側も選手たちに気持ちよくプレーさせてあげるため、ファシリティー(設備)を含めてコンディションを整える。そういったものがガチッとはまっているので、見ていて心地いいし、信じられない“神様の贈り物”みたいな瞬間が訪れるのでは」と熱い口調で語った。

 隣で聞いていた伊達さんも、「それは選手も感じながらプレーしているし、そういう思いを持ってウィンブルドンに入っていく選手が多いと言えますね」とうなずいた。

 テニス観戦初心者へのアドバイスを聞かれた石黒さんは、「(テニスは)1ポイント1ポイントの積み重ねだけど、試合が終わって振り返ってみると、『このポイントだけは絶対取らなきゃいけないという勝負のカギになる1ポイント』というのが、必ずどの試合にもある。我々のお芝居と一緒で、プレーヤーたちは最後こうなるために前もって組み立てていく。それも瞬時の判断で組み立て、そのポイントをどうもぎ取りにいくかという戦略と技術を楽しんでもらえたら」と語った。

 WOWOWは、ウィンブルドンテニスの模様をWOWOWプライムとWOWOWライブで7月1~14日(7日は除く)に連日生中継する。初日は無料放送。スペシャルナビゲーターの石黒さんとWOWOWテニスアンバサダーの伊達さんの対談の模様は、6月24日午後8時40分から「週間テニスNAVI」内で放送される。

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