特撮ドラマ「仮面ライダージオウ」で、「祝え!」から始まる決めぜりふでおなじみのウォズ(仮面ライダーウォズ)を演じる渡邊圭祐さんのファースト写真集「その節は。」(東京ニュース通信社)が6月26日に発売された。佳境に差し掛かりつつあるドラマでは、回を重ねるごとにウォズの人気が上昇。「自分でいうのもあれなんですけど、ウォズってキャラクターはものすごく愛されていると思うんですね。そこで愛してくれる人たちに、恩返しってほどではないですけど、放送が続いている間に、こうやって『皆さんが愛してくださったから、僕は写真集を出すことができました。ありがとうございます』という気持ちを形にできて、本当に良かったと思いますし、うれしい限りです」と明かす、渡邊さんに撮影エピソードなど聞いた。
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ファースト写真集は、渡邊さんが昨年、地元の宮城から上京し、ちょうど1年にあたる記念すべき日(6月26日)に合わせて発売された。テーマは「素、自然体、等身大」で、生まれ育った仙台で撮影。渡邊さんは母校や働いていた古着店、かつてよく通っていたという河川敷など、 思い出の場所を訪れると、自然に笑みがこぼれ、ナチュラルな表情になったといい、古着店ではセルフスタイリングにも挑戦している。
ちょうど1年前を振り返り、「本当にバタバタでしたね」と話す渡邊さん。当初、昨年秋をめどに上京する予定だったが、それを早めたのが「仮面ライダージオウ」への出演決定の報だった。「『ものは試しに』で受けた仮面ライダーのオーディションに受かり、自分の中で区切りを付ける間もなく、バタバタと東京に来てしまったので、生活環境が変わったという感覚がないまま、1年がたってしまった。東京へのイメージも、来る前と大きくは変わらなかったですし、バタバタでしたけど、自分としては適応できているのかなって思います」と話している。
そういった意味でも、ファースト写真集の撮影は、自分自身を見つめ直す機会にもなったようで、地元を選んだ理由を「今やっているのがウォズ役ということもあって、僕がどんな人間なのかよく知らない人が多いと思ったので、写真で何か見えてくればいいなってなったとき、だったら24年間ずっと根を張って生きてきた宮城がいいんじゃないかって思った」と説明する。
地元で撮影することで「普段は絶対に見せないような顔が出てくるんじゃないか」と期待していたという渡邊さんは、「案の定、高校に行ったら『あんな笑顔、見たことない』って言われるくらい、めちゃくちゃ笑っていて、穏やかな顔になっていた」としみじみ。写真集の見どころは、この「思わず引き出されてしまった素の表情」で、「当然ウォズではない、僕としても、この先、絶対に出さないだろうなって表情。宮城というルーツとなる地で、僕の気も緩んだっていうのもありますし、スタッフさん、カメラマンさん、メークさんともすごく打ち解けて、やりやすい環境を作ってくださったので、そことも相まって、非常にいいものができたんじゃないかと思いますし、コンセプト通りの『ザ・渡邊圭祐』が見られるので、そこを楽しんでほしいですね」とアピールしていた。
また、今回の撮影では“あること”を再確認したという渡邊さん。「高校に撮影しに行ったとき、お世話になった先生が教頭になっていて、がっちりと握手をしたんですけど、そのときに泣きそうになってしまって、こういう熱い再会、めちゃめちゃいいなって(笑い)。かつ、その場所が僕が高校生活を送った学び舎ってなると、何かにやけが止まらなくて、こういう『青春』っぽいものが僕は大好きなんだなって。ここでよく遊んだなとか、よく弁当食っていたなとか、すごく思い出すことがあって、仙台は僕にとって大切な場所なんだなっていうのも再確認したっていうのもありますね」と明かす。
当時どんな生徒だったのかを聞くと、「簡単に言ってしまうと“やんちゃ”な生徒でしたね」とにやり。「間違いなく一番とがっているグループにいました。目立つのも、みんなを先導していくのも好きだったので、文化祭ではクラスで演劇を企画して。男子生徒15人くらいで、オリジナルの劇をやったんですけど。確か仮面ライダーが出てきて、ライダーキックする場面もあったはず(笑い)。3年のときは規模が大きくなって、学年から面白い人間を集めて劇をやろうってなって。また僕が企画してやったんですけど、ありえないくらいスベりましたね(苦笑い)。でも、それすらもいい思い出。とにかく目立てることはガンガンやってきたので」と振り返っていた。
写真集に話を戻せば、6月29日には自身初の単独イベントを福家書店新宿サブナード店(東京都新宿区)で開催する。「仮面ライダージオウ」ではウォズとして、何度も祝福してきた渡邊さんだが、「今回は自分で祝うのではなく、祝ってもらう気満々です」ときっぱり。「発売のタイミングが上京して1年で、イベントの日がクランクインして1年になるので、そこは祝ってほしいなって勝手に思っています」と笑っていた。
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