佐藤健:「ドラクエ」映画化でビアンカ・フローラ論争に言及 「両方満足できる」

「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の会見に登場した佐藤健さん
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「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の会見に登場した佐藤健さん

 俳優の佐藤健さんが7月16日、東京都内で行われた人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの劇場版アニメ「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」(山崎貴総監督、8月2日公開)の完成報告記者会見に出席した。「ドラゴンクエストV 天空の花嫁」(1992年発売)のストーリーを原案としたシリーズ初の3DCGアニメとなる今作。「V」ではビアンカとフローラのどちらと結婚するかという選択も山場となるが、主人公のリュカ役を演じた佐藤さんは「ビアンカが好きな人たちでも、フローラが好きな人たちでも、両方が満足できる結末って存在しないと思っていたんですけど、存在しました。こういうやり方があったんだと。ぜひ注目してください」と笑顔で語った。

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 印象的なシーンを聞かれると佐藤さんは「プロポーズのシーン」とコメント。「演じる上でもすごく難しいシーン。映画で見たときはエモかったですね」と興奮を隠しきれなかったという。この日はビアンカ役の有村架純さんとフローラ役の波瑠さんに挟まれる形で座っていた佐藤さんだが、「話しづらいなあ。この2人に挟まれるのは酷なんです」と苦笑いを浮かべていた。

 人気ゲームシリーズのアニメ化で大役を任された佐藤さんは「光栄に思っています」と感無量の面持ち。「『ドラゴンクエスト』のファンのみなさまはその思いが強すぎるがゆえに、今回の映画化に関して心よく思っていない方もいらっしゃるのが事実。その気持ちは痛いほどわかる」と原作ファンの気持ちに寄り添いながらも、その上で「『ドラゴンクエスト』との大切な思い出を持っている人にこそ、見てほしい映画だと確信している」と力強く自信のほどを語っていた。
 
 「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」は、「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0(ゼロ)」などで知られる山崎さんが総監督、脚本を担当し、八木竜一さんと花房真さんが監督を担当。「ドラクエ」の“生みの親”堀井雄二さんが原作・監修を務め、シリーズの音楽を手がけてきたすぎやまこういちさんの楽曲を使用する。会見には坂口健太郎さん、山田孝之さん、ケンドーコバヤシさん、堀井さん、すぎやまさん、山崎総監督、八木監督、花房監督も出席した。

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