杉浦幸:34年ぶりドラマ化の「ヤヌスの鏡」でナレーション 「私の原点であり宝物」

「ヤヌスの鏡」でナレーションを担当する杉浦幸さん(左)と主演を務める桜井日奈子さん=フジテレビ提供
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「ヤヌスの鏡」でナレーションを担当する杉浦幸さん(左)と主演を務める桜井日奈子さん=フジテレビ提供

 1985年に放送されたドラマ「ヤヌスの鏡」(フジテレビ系)で主演を務めた女優の杉浦幸さんが、女優の桜井日奈子さん主演で34年ぶりにドラマ化される同作でナレーションを担当することが8月5日、分かった。杉浦さんは、34年ぶりにドラマ化されることについて「『34年の時を経て、えっ! 今』って、すごくビックリしました。主演を誰がやるのかな〜と思ったと同時に当時現場での数々の思い出が走馬灯のようによみがえりました」と振り返っている。

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 「ヤヌスの鏡」は、1981~82年に「週刊セブンティーン」(集英社)にて連載された宮脇明子さんの人気マンガが原作で、1985年に初めてドラマ化された際、当時16歳の杉浦さんが主演を務めた。杉浦さんにとって同ドラマは芸能界デビュー作にあたり、小沢裕美と大沼ユミという優等生と不良という二つの人格を演じ分け、その見た目や口調などのひょう変ぶりが話題となった。

 杉浦さんは、ナレーションを担当することについて「この作品は私の原点であり芸能界の厳しさや楽しさを教えてくれた大切な宝物。その作品に今回ナレーターとして参加させていただけることをとても光栄に思います」とコメント。さらに「新しい世代に受け継がれる『新・ヤヌスの鏡』楽しみにしています」とメッセージを寄せている。

 1985年にフジテレビでドラマ化された際は「古代ローマの神ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう一つの心をのぞかれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう一つ顔があったら……」という故・来宮良子さんのナレーションや、椎名恵さんの主題歌「今夜はANGEL」など、1980年代に一世を風靡(ふうび)した「大映ドラマ」の代表作の一つとしても知られている。

 物語は、厳格な家庭に育つ優等生の高校生・裕美が、ある時、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう……というストーリー。

 「ヤヌスの鏡」はフジテレビが運営する動画配信サービス「FOD」で8月16日深夜0時に配信開始予定。白洲迅さん、塩野瑛久さん、仁村紗和さん、森マリアさん、萩原聖人さん、国生さゆりさんらが出演。主題歌は桜井さんが担当する。

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