松本穂香:上京して銭湯で働き始めるも… 主演映画「わたしは光をにぎっている」予告編

映画「わたしは光をにぎっている」で主演を務める松本穂香さん(C)2019 WIT STUDIO/Tokyo New Cinema
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映画「わたしは光をにぎっている」で主演を務める松本穂香さん(C)2019 WIT STUDIO/Tokyo New Cinema

 女優の松本穂香さんが、中川龍太郎監督の最新映画「わたしは光をにぎっている」で主演を務めることになり、予告編とポスタービジュアルが8月16日、公開された。映画は、銭湯を舞台に、特別な才能があるわけではないが、都会の中で居場所を見つけ、現代を生きる若者の姿を丁寧に描く作品。公開日は11月15日に決定し、ポスタービジュアルも公開された。

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 映画は、前作「四月の永い夢」(2017年)で、第39回モスクワ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞した新鋭・中川監督の最新作。亡き両親に代わって育ててくれた祖母・久仁子の入院を機に東京へ出てくることになった二十歳の澪(松本さん)。都会の空気になじめないでいたが、「目の前のできることから、一つずつ」という久仁子の言葉をきっかけに、居候先の銭湯を手伝うようになる。

 昔ながらの商店街の人たちとの交流も生まれ、都会の暮らしの中に喜びを見いだし始めたある日、その場所が区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされる。その事実に戸惑いながらも澪は「しゃんと終わらせる」決意をする……という物語。

 松本さんのほか、渡辺大知さん、徳永えりさん、吉村界人さん、忍成修吾さん、光石研さん、樫山文枝さんが出演。主題歌は、カネコアヤノさんの「光の方へ」。予告編では、銭湯を手伝うようになり、都会の暮らしの中に喜びを見いだし始めた澪が、ある日、区画整理によりもうすぐなくなることを聞かされ……と展開する。

 中川監督が、「翔(と)べない時代の魔女の宅急便」と表現する今作。出来上がった本編を見た松本さんは、「自分が出ている作品なのに、こんなふうに泣いたのは初めてのことでした。この映画に出会えてよかったです」とコメントしている。

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