伊藤健太郎:「惡の華」で驚愕の役作り 制服姿、体操着、裸の場面写真解禁

映画「惡の華」の場面写真 (C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会
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映画「惡の華」の場面写真 (C)押見修造/講談社 (C)2019映画『惡の華』製作委員会

 俳優の伊藤健太郎さんが主演を務める、映画「惡の華」(井口昇監督、9月27日公開)の場面写真が8月20日、解禁された。伊藤さんは撮影当時21歳、身長179センチの高身長で、がっしりとした体格。今作では中学生の少年を演じており、制服姿や体操着などを着用し、心身ともに中学生になりきった驚愕(きょうがく)の役作りをした姿が写し出されている。

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 役作りにあたり、自身の学生時代を思い返していたという伊藤さん。当時の鬱屈とした感情を取り戻すため、心身ともに学生時代に戻らなければならないと考え、撮影前の減量に加えて、撮影期間中はお酒を断ったという。

 井口監督は、撮影前の演技指導について「中学生の心を忘れないように、ホテルに帰っても中学生っぽいことばかり考えていてくれと言いました。あと、身長が170センチ台なんですけど、『なるべく猫背にして、150センチ台に見える芝居をしてください』、『好きな食べ物はハンバーグ!みたいな人の芝居をしてください』と言いました」と明かしている。

 井口監督の言葉を受け、伊藤さんは撮影後のホテルで、翌日の撮影で黒板に書く「俺はクソ」「変態は私です」などの言葉が詰まった文章を、机の上にあったメモ帳に何枚も書きなぐり、そのまま寝落ち。メモを散らかしたまま放置して、現場に向かったという。ホテルに戻ってくると、書き殴った紙が机の上にきちんと置かれており、「きっと清掃係がそうしてくれたのでしょうが、これを見て『ヤバイ人』だと思われただろうな、と思って恥ずかしくなった」という。

 映画は、2009~2014年にマンガ誌「別冊少年マガジン」(講談社)で連載され、累計発行部数300万部を記録し、「マンガ大賞2012」にもノミネートされた押見修造さんの異色マンガが原作。2013年にはテレビアニメ化、2016年には舞台化された。

 中学2年生の春日高男は、ボードレールの詩集「惡の華」を心のよりどころに、息苦しい毎日をなんとかやり過ごしていた。ある放課後、春日は教室で憧れのクラスメート、佐伯奈々子(秋田汐梨さん)の体操着を見つける。衝動のままに春日は体操着をつかみ、その場から逃げ出してしまう。その一部始終を目撃したクラスの問題児・仲村佐和(玉城ティナさん)は、そのことを秘密にするかわりに、春日にある“契約”を持ちかける。こうして仲村と春日の悪夢のような主従関係が始まる……というストーリー。映画の脚本は、アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」などの岡田麿里さんが手がける。

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