良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
宮藤官九郎さん脚本のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」の第37回「最後の晩餐(ばんさん)」(9月29日放送)に、星野源さん扮(ふん)する平沢和重が初回(1月6日放送)以来の再登場を果たす。
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嘉納治五郎(役所広司さん)は開催が決定した1940年東京オリンピックの準備を進めるが、日中戦争が始まった日本ではオリンピック反対論が湧き起こる。理想のオリンピックとは程遠い状況に激しく葛藤する田畑政治(阿部サダヲさん)の元を金栗四三(中村勘九郎さん)が訪ねる。
オリンピックへのあふれる思いを語り合う田畑と金栗。一方、嘉納はエジプトでのIOC総会に参加し、日本開催を危ぶむ声を封じ込める。帰国の船で乗り合わせた外交官の平沢和重(星野さん)に、自らの夢を語るが……。
星野さん演じる平沢は、ニューヨーク領事などを歴任後、外務省を退官。NHK解説委員になり、26年間にわたってニュース解説を担当。妥協を許さない仕事人間だが、分かりやすい語り口とシブい雰囲気でお茶の間のマダムキラーの一面もある。1964年オリンピックの開催地を決めるミュンヘンIOC総会で最終スピーチの大役を任される。
星野さんは「嘉納治五郎を演じる役所さんの収録も終盤だったので、送り出すムードが現場にありました。治五郎さんは初回からほぼ毎回出られていて、撮影期間も長い。スタッフの皆さんもそうですし、ご本人にも『終わるな』という感じがあって、その空気が大河ならではというか、1年間の重みを感じました。平沢は何も知らずにたまたま治五郎さんに出会っただけなんですけれど、『面白いことをやるんだ』という感じが真に迫るものがあって。思いを託されたというか、後に平沢さんがなぜ招致のスピーチ(第1回で登場)を引き受けたのかという理由が分かった気がします」とコメントしている。
「いだてん」は、日本人五輪初出場の明治末から、東京に五輪がやってきた1964年までの約半世紀を描くオリジナルストーリー。テーマは「東京とオリンピック」。大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶり。
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