サザエさん:20年後の穴子役に小手伸也 アニメ声優の若本規夫に「若干“寄せて”います」

スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で穴子を演じる小手伸也さん (C)フジテレビ
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スペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で穴子を演じる小手伸也さん (C)フジテレビ

 フジテレビ開局60周年記念とアニメ「サザエさん」の放送50周年を記念して放送される、天海祐希さん主演のスペシャルドラマ「磯野家の人々~20年後のサザエさん~」で、俳優の小手伸也さんが20年後の穴子(47)を演じることが10月4日、分かった。

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 穴子はマスオの同期入社で、20年後も変わらず海山商事で営業にいそしんでいる。アニメ版では27歳とは思えない老け顔だが、20年後は、逆に年齢よりも少し若く見られるようになった。コンプライアンスもあり、“ゆとり世代”にあたる部下に強いことを言えず、気を使う日々を過ごしている。20年後も、マスオと帰りに一杯引っかけ、仕事の愚痴を言い合っているという設定。

 小手さんは、穴子を演じることについて「原作・アニメに対するリスペクトはどうしても反映したく、僕にとっての穴子さんの声はやはり、若本規夫さんだったりするので、“声はそんなに年を取らない”というイメージのもと、若干“寄せて”います」と語っている。

 ドラマは、“20年後の磯野家”をオリジナルストーリーで描く。いつも明るく笑い声の絶えなかった磯野家。20年がたち、家族一同が会う機会を持つことも難しくなっていた。すれ違う家族の仲を修復しようとサザエ(天海さん)は、町内の盆踊り大会に、久々に家族全員で行こうと計画を立てる。果たして、サザエのおせっかいは家族に届くのか。磯野家の笑顔を取り戻せるのか……という展開。

 西島秀俊さんがマスオ、濱田岳さんがカツオ、松岡茉優さんがワカメ、成田凌さんがタラオ、市毛良枝さんがフネ、伊武雅刀さんが波平、桜田ひよりさんが“幻の8人目の家族”ヒトデを演じる。ドラマは、11月24日午後8時に放送。

 ◇小手伸也さんのコメント

 ――20年後の穴子役のオファーを聞かれた際の感想をお願いします。

 正直、僕が穴子さんをやっていいんですか!?と驚きを禁じ得ませんでした。顔も長くないし唇も分厚くないし(笑い)。 ただ20年後という発想にあやかり、可能性の一つとして演じさせてもらいました。そして、原作・アニメに対するリスペクトはどうしても反映したく、僕にとっての穴子さんの声はやはり、若本規夫さんだったりするので、声はそんなに年を取らないというイメージのもと、若干“寄せて”います。モノマネやコスプレにならないようにしようというのが鈴木(雅之)監督の演出方針だったので、今のは寄せ過ぎ(笑い)、なんてダメ出しもいただきましたが、そうした確固たるイメージがある役を、リアリティーとともに作り出す作業はとても刺激的でした!

 ――見どころなど、視聴者へメッセージをお願いします。

 マスオさん役の西島さんとは今回初めましてだったんですが、マスオさんと穴子さんという国民的キャラクターをお互いが目の前で背負っている、というおかしみも相まって、とても楽しい撮影になりました。西島さんも“小手君がそんなふうにやるんだったら僕も「ええ~!」のバリエーションもっと考えないと(笑い)”と、正しいかどうかは一旦置いておいて(笑い)、何かしら刺激を受けてくださったようで、そんな2人の既視感あふれるやりとりを、皆様も一緒に楽しんでいただけたら幸いです! ご期待ください!

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