ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
富士見ファンタジア文庫(KADOKAWA)のライトノベルが原作のテレビアニメ「アサシンズプライド」が、10月10日からTOKYO MXほかで順次、放送される。ヒロインのメリダ=アンジェルを演じるのが今年、第13回声優アワード新人女優賞を受賞した19歳の楠木ともりさんだ。楠木さんに、声優としての活動や「繊細さ」を意識して演じたというアフレコなどについて聞いた。
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楠木さんは新人ながら「メルヘン・メドヘン」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」「ラブライブ! スクールアイドルフェスティバルALL STARS」などに出演している人気声優。声優を目指し始めたのは中学2年生の時だった。
「中学2年生の時、アニメ好きの友人がいて、私もアニメを見るようになり、段々と声優という職業に興味を持ち始めました。私もここにいきたい!という気持ちが強くなっていったんです。花澤香菜さんをすごく好きになって、花澤さんが出演されている作品はジャンルを問わず見ていました」
憧れの花澤さんとは「少女終末旅行」で共演する機会があった。「私はモブだったのですが、花澤さんにごあいさつをさせていただき、泣きそうになってしまいました」と明かす。
楠木さんは自身を「責任感が強い」と分析する。ハキハキと的確に質問に答え、10代ながら、しっかりした印象を受ける。一方で19歳らしいところもある。
「昔から責任感が強い方で、仕事になると仕事モードに入ってしまうんですけど、普段は全然違うんです。家ではボーッとテレビ見て、ゴロゴロしています(笑い)。夜遅くにお姉ちゃんと小さい音で音楽を流して踊ったり」
「アサシンズプライド」は、天城ケイさん作、ニノモトニノさんイラストのライトノベルが原作。貴族だけがマナと呼ばれる力を持つ世界を舞台に、主人公クーファ=ヴァンピールが、公爵家に生まれながら「無能才女」と言われる少女メリダ=アンジェルと共に、裏任務を遂行する。楠木さんが演じるメリダは健気かつ芯の強い努力家だ。
「キャラクターはみんな個性的ですが、オーディション用にいただいた資料を見た時、可愛い! となったのがメリダでした。だから、出演が決まった時はうれしかったです。メリダの強さにもひかれました。貴族なので本来は能力があり、みんなを守らないといけない。でも、能力が芽生えない。プライドがあり、母を信じたい気持ちもある。13歳ながら、大人びた印象がありました。逆境に絶対負けないし、成長しようとする素直さもある。純粋なところにもひかれました」
自身とメリダが重なるところもあった。
「私も中学の時から声優を目指していて、でも養成所には通えず独学だったので、分からないことばかりで、思うようにできないことがたくさんありました。ですので、どうにもできない葛藤を抱えているメリダに共感できる部分があって、自分もこんな風に強い女性でありたいと思っています」
メリダを演じる際に特に意識したのは「繊細さ」だった。
「メリダは信念があるけど自信がない。メリダがその時その時、置かれている状況を考えていました。すごく繊細なんです。最初は自信がなくて虚勢を張っていますが、クーファに支えてもらって、どんどん自信が付いてきます。最後まで見てから第1話を見直すと印象が違うはずです。クーファ役の小野友樹さんとは、メリダとクーファの距離感について話し合うことが多かったです。小野さんはすごく優しくて、演技に関していろいろ教えていただきました。インタビュアーみたいにいろいろ質問させていただいて……すごく勉強になりました」
アフレコは、小野さんをはじめ先輩ばかりだったこともあり「最初は緊張していました」というが「収録が始まると、すごく現場が明るくなって、うるさいくらいです。私がうるさいんですけど(笑い)。笑い声が大きいので」と話す。
楠木さんは、アニメのエンディングテーマでメリダのキャラクターソングでもある「異人たちの時間」も歌った。歌う際、演技同様に「繊細さ」を意識した。
「しっとりした曲で、歌うというよりも語るイメージです。レコーディングの時、『メロディーをあまり追いかけないようにしてください』というディレクションがあり、それがすごく難しかったです。歌は大好きで、普段はがっつり声を出して歌うことが多いのですが、今回はメリダが母に手紙を読んでいるように、メリダが真っすぐ自分に向き合うイメージなので、歌もすごく繊細で、歌詞を読んで泣きそうになりました。アニメで流れるのは一部ですが、フルで聴くとより泣けます。歌詞もすごくいいので、じっくり聴いてほしいですね」
アニメの見どころを「第1話は戦闘シーンから始まりますが、その時点で度肝を抜かれ、感動しました。メリダとしての見どころは成長です。どう成長して、すてきな女性になるかが一つのテーマになります。メリダと周囲の人との関係性も変わってきます。その変化も見てほしいです。1話も見逃さないで、じっくり見てください」と語る楠木さん。メリダを演じることで自身の成長も感じた。
「すごく繊細な演技で、論理的に考えながら演じたところもありました。いろいろな表情のメリダを演じることができ、少しだけ私の演技の幅が広がっていたらいいなと思っているのですが……。私は演じることが好きなので、演じることを軸にいろいろなことに挑戦して、さまざまな作品を彩れる声優になりたいです! 将来的には後輩に尊敬されるような役者になることも目標の一つです」
「アサシンズプライド」の演技はもちろん、今後のさらなる活躍にも注目される。
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