井上真央:寅さんの母役で「ベスト・オブ・かっぽう着を目指す」

連続ドラマ「少年寅次郎」の会見に登場した井上真央さん
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連続ドラマ「少年寅次郎」の会見に登場した井上真央さん

 女優の井上真央さんが10月7日、東京都内で行われた19日スタートのNHKの連続ドラマ「少年寅次郎」(総合、土曜午後9時)の第1話試写会後の会見に登場。今作で国民的映画シリーズ「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎(寅さん)の母・光子を演じる井上さんは「この作品でベスト・オブ・かっぽう着を目指します。それぐらいかっぽう着を着倒していますので、ぜひ注目していただけたら」とドラマをアピールしていた。

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 ドラマは、寅さんの少年時代を山田洋次監督が描いた小説「悪童(わるがき)小説寅次郎の告白」が原作。寅次郎の出生の秘密から、戦争をはさんだ悪ガキ時代、そして最愛の妹さくらに見送られて葛飾柴又の駅から旅立つ14歳までの物語を描く。脚本は、2017年放送の同局の連続テレビ小説「ひよっこ」などで知られる岡田惠和さんが担当する。全5回。

 井上さんは「初めて見た映画が『男はつらいよ』でした。シリーズ50周年にこういう形で携われるとは思ってもいなかったので、一人の寅さんファンとして本当にうれしい」とシリーズへの思い入れを語った。

 また役作りについて「今回のお話が決まって1話から見直し、(さくらを演じた)倍賞千恵子さんの演技を参考にしようとしたのですが、素晴らしすぎてかなわないし、逆に(自身が演じる際に)倍賞さんが頭の中に浮かんできてしまいました」と苦笑い。「もう切り替えようと。優しさも持ちつつ、ちょっとダメな夫をいなす下町のお母さんを演じられたら」と考えたことを説明した。

 会見には、光子の夫、平造役の毎熊克哉さん、平造の弟・竜造役の泉澤祐希さん、竜造の妻つね役の岸井ゆきのさん、寅次郎役の藤原颯音(はやと)君も出席した。

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