松田龍平:新聞記者役を演じ「親近感湧いた」 小芝風花は「すごく怖い…温かい記事を」

ドラマ「歪んだ波紋」の会見に登場した(左から)小芝風花さん、松田龍平さん、松山ケンイチさん
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ドラマ「歪んだ波紋」の会見に登場した(左から)小芝風花さん、松田龍平さん、松山ケンイチさん

 俳優の松田龍平さんが10月28日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われたプレミアムドラマ「歪んだ波紋」(NHK BSプレミアム)の会見に登場。主人公の新聞記者・沢村政彦を演じている松田さんは、「今もそうなんですけど、記者の方に親近感が湧いた」と記者役を演じた心境を明かし、「大変な仕事だなと。本当にそれに尽きる。今(記者の)皆さんの前にいて、すごくそういう気持ちです」と笑顔で話し、報道陣を和ませた。

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 「歪んだ波紋」は、小説家の塩田武士さんの同名小説(講談社)が原作。誤報を出してしまった新聞記者、ネットニュース編集長、過去の事件を洗う元記者、子育てに悩む女性記者といった、さまざまな“記者”たちの人生模様を、家庭の問題なども織り交ぜて描いていく。塩田さんの小説がNHKプレミアムドラマで映像化されるのは、2019年2月に放送された玉木宏さん主演の「盤上のアルファ~約束の将棋~」に続き2度目。

 会見には、松山ケンイチさん、小芝風花さん、原作者の塩田さんらも出席。沢村の大学時代の同期でネットニュース編集長の三反園邦雄役の松山さんは、「24時間わりといろんな事件があるので、いつ寝るのかなと思った」と随時更新されていくネットニュースサイトへの素朴な疑問を口にし、「仕事を24時間やるわけにもいかないですし、(仕事とプライベートを)どこで線引きするのかなって。どこでいったん(仕事への)考えを捨てるのかなっていうふうに思うと、役者とちょっと似ているのかもしれない」と俳優業との“共通点”を分析した。

 また、ひき逃げ事件の被害者で、誤報被害にも遭ってしまう森本敦子を演じる小芝さんは、「今(記者の)皆さんの前に立って改めて、撮影中だからだと思うのですが、すごく怖くて」と切り出し、「言葉を間違えていたらどうしようとか、意図しない方向に載ったらどうしようという恐怖で何を話したらいいか分からなくなって……温かい記事をよろしくお願いします」と呼びかけ、周囲の笑いを誘っていた。

 プレミアムドラマ「歪んだ波紋」は、11月3日から毎週日曜午後10時に放送。全8回。

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