うちの師匠はしっぽがない:上方落語マンガが大阪・天満天神繁昌亭で複製原画展 笑福亭仁智「待ってました!」

マンガ「うちの師匠はしっぽがない」の複製原画展の様子
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マンガ「うちの師匠はしっぽがない」の複製原画展の様子

 マンガ誌「good! アフタヌーン」(講談社)で連載中の落語マンガ「うちの師匠はしっぽがない」の複製原画展が大阪の寄席「天満天神繁昌亭」のロビーで12月16日、スタートした。約20点の原画と作者のTNSKさんの解説、主人公まめだと師匠・文狐の等身大立て看板などを展示。サイン本も販売する。2020年1月12日まで。

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 12月16日、同所で会見が開かれ、作者のTNSKさん、上方落語協会の笑福亭仁智(じんち)会長が登場。上方落語がテーマのマンガで、TNSKさんは「2年半前に桂米朝師匠の『たちぎれ線香』を聞いて衝撃を受けて、上方落語にハマりました。江戸落語は人間関係を主に描いているのに対して、上方落語は風景がありありと思い描けるような噺(はなし)が多いと感じます。その風景、風情を描きたくて、上方落語を題材にしました」とコメントしている。

 仁智さんは「上方落語界としても『待ってました!』という感じです。読んでいて、誌面から音が聞こえてくるようですよね。このマンガをきっかけに、ぜひ読者の方にも寄席にいらしていただきたいです」と語った。

 「うちの師匠はしっぽがない」は大正を舞台に、人間を化かすことを夢見て大阪に出てきた豆狸まめだが、大人気の美人落語家、大黒亭文狐(だいこくてい・ぶんこ)と出会い、弟子入りを志願し、厳しくも優しい師匠と寄席の仲間に見守られながら、落語家として修業する……というストーリー。コミックスが第2巻まで発売されている。

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